掌を合わせて【男主】 (ページ28)

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寝るまで自分の個性に集中する事なんて初めてだからやり方も手探りだけど、出久のこと考えると頑張れる

今日は急遽救助訓練のカリキュラムらしい

出「A〜！13号だよ！」

「「気持ちは分かるけど落ち着いて、お茶子ちゃんも笑」

出久のヒーローオタクぶりに苦笑いをする

『君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない。助けるために使ってください』

13号の話が終わってイレイザー話し始めた時、
USJ内は不穏な空気に包まれた

突然現れた黒い靄の中から沢山のヴィラン出てきてイレイザーの逃げろって言葉に唾を飲む

どうやらオールマイトが目的のようだけど、
この大勢のヴィランたちはみんなみたいな未熟ヒーロー見習いを消すために用意されたんだろうか

センサーも反応しない、上鳴くんの通信も作動しない
ここは敵陣も同然の状態だ

出「A！逃げなきゃ！」

出久に手を引っ張られて出口に向かおうとしたとき
その出口は黒い靄に塞がれた

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