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勝己の変なヒーロー姿見たからか
昔の夢を見てしまった
年少くらいだったかな
ヒーローになりたいという勝己に
勝己父が危険だという心配の言葉に
わがままな勝己は癇癪起こして
だったら俺が勝己だけのヒーローになるから
大丈夫って言いきかせた時の夢
完全に忘れてた
周りに威嚇する勝己が、
弱いモノをいじめる勝己が弱いと思ってたんだ
だから守らなきゃって張り切ってたんだな
あの時も、その後も次も今も
俺が一般人だったら勝己のこと守れない
だから小さい頃はヒーローになりたかったんだ
置いてかれるとかそんな気持ちではない
でもただ勝己がヒーローになってしまったら
俺、用済みじゃんか
それでこそ生きてる意味はないんだ
当時の不純な同期
純正じゃない俺にピッタリだったんだな
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作者名：耳鳴 | 作成日時：2024年3月14日 23時
