害悪リスナーさあたちゃん。【 skt 】【 usss 】 (ページ8)

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次の曲、となったとき、横から何か出てきた。トロッコ？
..嘘だ。今日はないって、FFから聞いてたのに。すぐにセンラと目が合い、慌てる。

「せ、せんら、今日トロッコ.. 」

『 ..しゃあない、今日は会場広めやし..あるとは思わんかったけど。』

誰が他にファンサしてるところを見るんだ。あぁ、もう。このスタンド向けの行事、いるのか。

『えぇ、そのポーズ何..？あ、ピースか！』

『ふふ、投げちゅー？』

楽しそうに同担と話するい。センステ付近は構われない。遠いから。

" るい！こっち向いて！ "

賭けに出て、大声を出すも、周りからの視線ばかりで本命はこっちを向いてくれない。あぁもう。嫌になる。

『あれ、今誰か呼んでくれた？ごめん、誰だったー？お手手振って！』

..また優勝？そうしてセンラに視線を送るも、センラはきなちゃんに手を振るばかりで、気付かない。当たり前か。

るいに手を振ると、彼女は

『あ、そこの子？ちゃんと見てるよ。』

..そういう所、ずるいなあ。心でそう思い、彼女が此方から目を逸らした瞬間、彼女にカメラを向けて、写真を撮る。録音機にはばっちり曲もとれているはずだ。

今日は絶対忘れない。幸せで満ちたこの会場から、抜け出したくない。

『じゃ、みんなもっと楽しんでこ、』

「ふは、るいファンサだけで疲れてるじゃん！」

..今日は、今までの中で1番幸せかもな。