害悪リスナーさあたちゃん。【 skt 】【 usss 】 (ページ6)

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不安、ページ6

私が底辺だった時。それこそ、過疎配信者と呼ばれていた頃。

配信中に、私は刺された。

配信でお茶を投げてくれて、専垢まで作ってくれる、ファンの子だった。
相方には歌い手を辞めるようにすすめられたが、私には学力がないから、働くことができない。ましては、女だから。

歌い手を続けると、私は有名になった。歌、性格、声、見た目。それが世間に認められた。

悪い気はしなかった。何をしようが褒められる日々。おはよう、とツイートしただけで、褒められる世界線。

だけど、

生活に潜むシャッター音に耐えられなかった。バイト帰りでの足音、就寝時の無言電話。

有名になるって、こういう事なのかな。

最終的には、気を病ませて活動を停止してしまったが、今は元気にやっている。

シャッター音はやまないが。

「 ..もうやめて欲しいよね.. 」

『あぁ、うん..』

「聞いてないでしょ、るい。今日ライブなんだからしっかりしてね。」

『わかってるよ、ちゃんとやる。シャッター音が、怖かっただけ。』

「っち、あいつら..文句言おうか？」

『どうせリアコでしょ。やめときなって、』

「でも、」

『いいの、ほら、歌詞確認しよ？』

「 ..うん、」