２２２ ページ31
．
ドンッドットット
ギャハハ…！
わっはっはっは！
パチパチッ
『……ん、熱い…うるさっ…』
一度に聞こえて来た騒音と光を放ち空へ立ち上るその熱さに意識を浮上させる
目を開ければ、大きな大木の根っこが目に入った
いつのまにか森に移動していた
傷は鱗で塞がり痛みも幾らか楽になっている
鱗の色はキラりと光るいつもの白だった
背中の貫通した傷の鱗に触れる
次に身体を左右に少し捻ってみた
『…ッ…』
…流石に中身はまだ治ってないか
焼き切れた筈の腹部を抑える
…本当、気持ち悪い……
自身の再生力に嫌悪を抱きながら、ふぅぅと息を吐き体の中に溜まった熱を出す
ロ「起きたのねお魚さん」
『あぁロビン。迷惑かけました』
ロ「それは船医さんに言ってあげて。お水いるかしら？」
『そうだね…ありがとう』
ロビンから冷たい水を貰い、一気に飲み干す
『…はぁ……皆は何してるの？』
木の根で寝ていたAの近くで座っていたロビンの奥を見れば、大きな火を炊き上げその周りを踊りながらはしゃぐ他の皆が見えた
大きく燃え上がる火を見て目を細める
ロ「…フフフッ、ほんと何してるのかしらね」
『ロビンも楽しそうなら別に良いけど…』
ロビンが笑うので火への嫌悪感が少し薄れた
ル「おお！A！！起きたのか！！」
ウ「もう大丈夫なのかぁ？！」
サ「Aちゃ〜ん！もう大丈夫なのかい？何か食べれる？」
『大丈夫。ありがとう』
踊りながら訪ねてくる彼らに手を振り礼を言う
サンジからはスープだけのシチューを受け取った
チ「Aまだ無理するなよ。1回傷見ても良いか？」
『うん、ありがとうチョッパー』
服をめくり傷を見て、熱を測る
チ「…傷はもう塞がってるな。熱はまだあるから動くのはダメだぞ」
そういう彼は、Aの傷を見つめ黙ってしまった
隣にやってきたナミとロビンは不思議そうな顔をする
ナ「どうしたの？チョッパー」
チ「…ん、あ、いや…」
『…チョッパー、君が何に落ち込んでるのか分からないけど…。僕は君が居てくれてとても助かりました』
チ「…っ！！」
『ナミとロビンもそうだろ？』
ナ「あたりまえじゃない」
ロ「ええ、そうね」
チ「…うっ…ありがとな…おれもっと頼りになる男になるから…！」
『楽しみにしてます』
チョッパーは涙を堪えながらニコッと笑った
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリコ - 源さん» ポケポケの実とはどういったものでしょうかですね？はい、もちろんこれは色んなポケモンに変身できるです。源さん (2018年12月11日 21時) (
レス) id: 1045ea89cf (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - マリコさん» コメントありがとうございます！使い方に慣れておらず返信遅くなりすいません。 ポケポケの実とはどういったものでしょうか？他の作品も作っていますので、実現出来るか分かりませんが、お聞かせ下さい (2018年12月10日 23時) (レス) id: 17e8f24708 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - 私が考えたワンピースロビンリクエストのお返事を見てくれるの楽しみにしていますのでよろしくお願いします。源さん (2018年12月10日 21時) (レス) id: 1045ea89cf (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - ワンピース原作編はニコ・ロビンの義弟設定とロビンに恋をしてそれからチョッパーより幼いヒロインをポケポケの実の能力者にしてそしてジャヤでルフィとゾロとナミが連れてきたお陰でロビンも小柄男ヒロインをルフィ達の仲間になるお話を見せてください。 (2018年12月7日 23時) (レス) id: 905752cdc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：げん | 作成日時：2018年11月29日 23時
