世界はとまる２【ヒロアカ】 (ページ41)

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メダルを貰いハグをされる轟を羨ましく思った

少し膨れながら生徒たちが居る場所に目線を移した

うぐ…めっちゃ目があるッ…

突然、沢山の目を意識してしまい冷や汗が止まらなくなってきた

メダル授与も終わりオールマイトの最期の挨拶が始まる

目…回る…っ…

回る視界と迫り上がる吐き気を必死に抑える

早く終われと願いながら空を見上げた

オールマイトの「お疲れ様でした」と言う大きな声に気が抜けた

よし、終わった…早よ降りよ…

目線を地面に向け、無駄にデカい表彰台から降りようとした

ガクンッ

ヤバっ…

足がもつれ台から落ちそうになったが何とか留まった

『危なかったぁ……ん？オールマイト何やってるんですか？』

台の下に手を広げているオールマイトが居た

オ「あ、いや、落ちてくるかと思って…」

『あ、ごめんなさい』

オ「いや良いんだ！それより大丈夫かい？」

『ちょっとここで休んどきます』

オールマイトは私が連れて行くよと言ってくれた

ガシッ

急に腕を掴まれ引っ張られる

誰かと思い見れば拘束器具を外され怖い顔をした爆豪だった

『顔こわ…』

爆「ウッセェな！さっさと行くぞコラァ！」

腕を引かれ強引に歩かされ台から降りた

それでも止まること無く歩く爆豪に引っ張られながらオールマイトに礼を言う

『オールマイトありがとうございました』

オ「え、あぁうん！」

彼女に手を振り返すが、良いところを持っていかれて少し凹むオールマイトだった