世界はとまる２【ヒロアカ】 (ページ24)

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マ〈スターート！〉

スタート合図と共に麗日は爆豪へ突っ込んで行く

だが、正面からモロに爆破を受けた

爆豪は煙の中見えた影に向かって爆破するが、
それは麗日の上着だった

後ろに現れた麗日は爆豪に触れようとするが阻止させる

瀬「見てから動いてる…！」

上「あの反応速度なら煙幕は関係ねぇな」

何度爆破されても何度も突っ込んで行く麗日

爆破し続ける爆豪に対して
会場からは少しずつブーイングが出始めた

「それでもヒーロー志望かよ！そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ！」

「女の子いたぶって遊んでんじゃねぇーよ」

「そーだそーだ」

カチンと来た

フツフツと沸き上がる文句を抑えることは出来ない

Aは、スッと椅子の上に立ちあがる

耳「え、ちょっと何してんの、」

『きさんら！お茶子に失礼やろうが！』

上「うお！めっちゃ別人…」

常「怒りに囚われたか…障子抑えてくれ」

障「あぁ」

『くらすぞコラ！何が実力差じゃ！真剣に戦っとる2人に謝らんかァ！』

障「言いたい事は分かるが落ち着け」

障子に上から押さえ込まれ席に座る

相〈…お前は落ち着け。…だが、あいつの言う通りだ。遊んでるつったのプロか？何年目だ？シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ〉

『…落ち着けぇ…A…』

相〈ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねぇんだろうが〉

会場が静まり返る中、Aはちゃんと座り直す

『…ごめん障子くん。ありがとう』

障「いや、良いんだ気持ちは分かる」

いつもの真顔に戻りステージを見た

麗日は追撃を止め、両手を合わせる

宙に浮いていた瓦礫が爆豪目掛けて落下する

隙を狙い麗日も向かって行くが、爆豪は瓦礫に向かって大きな爆発を起こした

彼は一撃で麗日の策を破ったのだ

彼女はまた立ち向かうが
自身の許容重量を超えてしまい倒れた

這い蹲る彼女にミッドナイトは近づく

ミ「麗日さん……行動不能。2回戦進出爆豪くん！！」