９４ ドラム王国 ページ1
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ドドドドッ！
銃声でAは目覚めた
僕の目覚ましは良くないものばかりだ…
むすっとしていると、ビビがカルーにナミを見てるように言って部屋の外へ出て行くのが見えた
ん…ナミ？どうしたんだ…？
自分の布団から出てナミの元へ行く
見た目の傷は回復したが、まだ普段より熱い身体はふらついていた
カ「クエッ！クエー！」
よろけていたAにカルーが気づき支えてくれる
『カルー。ナミはどうしたの？』
カ「クエ！クエクエ。クエッーー！クエッ」
身振り手振りで今の状況を教えてくれた
リトルガーデンを無事に出発したと思いきや、ナミは熱を出し倒れてしまったそうだ
そしてまさに今、この船は何者かに襲われているらしい
外に出ても足手纏いになるだけだし、それよりナミが心配だ…
熱の原因が分からないと言う
彼女の隣に膝をつき、綺麗なオレンジ色の髪に触れる
『…熱いな』
今のナミの体温ならAの手はとても冷たい
額に触れると掌からシューと微かに水蒸気が出てきた
ずっと置いてたら火傷しそうだ
『…アブソープション……』
額に置いた手で能力を使う
『…イタッ…』
カ「クエ？？」
病気の原因が分からない為、取り敢えず能力を使えば脇腹に痛みが走った
なんだ…虫に刺されたのか…？
よく分からないけどやばそうだ
自分の腹部に赤く腫れ上がった跡があった
ナミの服をめくり同じ場所を見ると同じ跡があり、それは更に酷く紫になりかけていた
『きついよな…もう大丈夫だから』
次は彼女のお腹に手を置き能力を使う
『…っっ…』
腹部の痛みが増していき、元々あった熱と合わさり目眩と吐き気が襲ってくる
パシッ
ナ「A…やめて…」
Aの手を握り能力を止めたのはナミだった
ナ「A…これ以上…熱出したら…死ぬわよ」
『…はぁ、お見通しか』
ナ「私なら大丈夫だから…」
『僕だって大丈夫さ。ほら、ナミは寝てて』
ナミははぁっとため息つくが、やはり限界のようで横になる
これで少しは楽になれば良いんだけど
ナ「カルー…そいつ私に近づけないでね」
カ「クエッ！」
『ハハ、酷いなぁ』
カルーにそう言って眠りについた
Aはずっと外していた手袋をはめ立ち上がる
…やっぱ素手より落ち着くな
『じぁ、カルー。ナミを頼むよ』
外からの音が静かになり、戦闘もそろそろ終わった頃だと思い外に出た
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森田菜々子 - お願いあるんだけど良いですかな?ワンピースキャラ×ゲゲゲの鬼太郎のトイレの花子さんの恋愛短編集を作ってよろしいですか?花子が麦わら一味を設定で。ゲゲゲの鬼太郎のトイレの花子さんが知らないなら検索してね。 (2018年10月14日 10時) (
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作者名：げん | 作成日時：2018年9月29日 16時
