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ア「流石がヤクシニーだな。所で、もうそんなに懐いたのか？俺の出る幕は無かったみてぇで安心したぜ」
ジ「協力する気なかったじゃろ」
ア「まぁそう言うな。タイのお頭も喜ぶぜ？」
アーロンを見たAは完全に警戒心を解き、ギザギザの鼻を不思議そうに見ていた
ア「…何だこいつ…俺が怖くねェのかよ」
ジ「…みたいだな」
ア「何か文句でもあんのか？」
『…貴方も貴方も、人間じゃない』
ア「当たり前だろ、あんな下等生物と一緒にすんな」
『…でも、足があります。でも、お鼻も肌も目も…』
ア「人間と違って気持ち悪いってか？？」
アーロンは顔を近づけAを睨みつける
それでもAは怖がる事なく首を横に振る
『綺麗です！』
「「………。」」
アーロンとジンベエは驚き唖然とする
『Aには無いです』
ア「…な、何言ってんだお前」
ジ「ワッハッハ！！！」
思わぬ返答に照れてしまったアーロンと笑うジンベエ
『？？』
ア「よく聞けガキ。お前にも俺達に無ぇもんあんだろうが」
『？？？』
アーロンはAを軽く睨み、自身の額を指さす
アーロンの真似をして自分の額を触る
『？？』
ア「ハァァァ…」
ジ「そうじゃ、Aにはセレーナと同じ様に美しい双角があるじゃろう」
『…皆、無いんですか？』
ア「あるわけねぇだろ」
ジ「あったとしてもそれは同じものでは無い。ヤクシニーの一族…Aの一族は海の中でも特別なものじゃ」
『…っ…』
地上で散々言われて来た��特別��
だが、ジンベエに言われたそれに嫌悪感は一切無かった
『…わたし、ずっと思ってました』
「「？？」」
『水槽の外から覗く人間は皆、同じ肌で、同じ顔、同じ服で…同じじゃ無かったら仲間外れ………』
Aは尾鰭を動かす
『わたしは人間じゃなくて良かったって、ずっとそう思ってました』
そう言う彼女の顔は笑っていなかった
一瞬滲み出た殺気と余りにも冷めた瞳に2人は息を呑んだ
ジンベエはAの内には深い闇があるのだと確信した
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ナナコ - 更新ありがとうございます！！！ (2022年11月4日 23時) (
レス) @page33 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます！自分でも書きながら泣いてました(( 更新頑張ります！ (2022年7月5日 23時) (レス) id: b79991d6ff (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ボロ泣きした、、、しあわせになって、、、更新待ってます (2022年7月2日 0時) (レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - mithukoaaa0306さん» 読んで頂き有り難う御座います！本当申し訳ないです(涙)タイトルを検索に設定し、溜息part 10と検索して頂ければ出てくる筈なのでお手数ですが試してみて下さい！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: 1c05f583b2 (このIDを非表示/違反報告)
mithukoaaa0306(プロフ) - part10どうやって検索するんだろう……めちゃくちゃ続き読みたいのに見れない😭 (2022年4月19日 15時) (レス) @page1 id: 6f07583e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2021年9月15日 0時
