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Aが5歳になる頃、事件は起きた
冒険家タイガー・フィッシャーが��赤い土の大陸��を素手で登り、マリージョアに侵入したのだ
建物の中心付近に備えられた水槽
そこで暮らす人魚の親子は何が外で何が起きているのか分からなかった
水槽にも爆発音や振動が響き渡っていた
『…ママ…色んな人の声がひびいてるよ』
Aは眉を寄せるセレーナを見上げた
セ「えぇ、ママも聴こえてるわ。外から誰か来たみたいね…」
『そと…？…じっけんしつより遠いところ？』
セ「…！…」
…あぁ、この子は何も知らない…
セ「えぇそうよ…」
セレーナは優しくAを撫でる
セ「いつか必ず…連れて行ってあげるからね」
『…？？』
この時セレーナは、フィッシャータイガーの救いの手が自達にも届く事を強く願った
ドゴォ、、ゴゴゴォ！！！
『ママ…おそとが赤いよ』
セ「大丈夫…ママもがついてるからね」
『あの、赤いの…怖いッ』
水槽の周りは赤い炎で燃え上がっていた
����セレーナっ！！どこだ！セレーナッ！！����
セ「！！」
ガラスの向こうから微かに聞こえた声にセレーナは顔を上げ、炎の向こうに目を凝らした
����セレーナッ！！！����
セ「タイガー…っ…」
ボォっ
暫くして炎の中からフィッシャータイガーが現れた
セレーナっ！！良かった！見つけたぞ！！！
セ「あぁ、タイガー。なんて事を…」
クソ！聞こえないッ…待ってろ今出してやるから
セレーナは見聞色で声を聞き取れるが、水槽の外のタイガーに声は届かない
ドン、ドン、ドンッ！！！
水槽を叩き割ろうとタイガーは拳を振るう
『…この人…何してるの…？』
Aは怯えながらもセレーナの腕の中から顔を出した
…！！？…こ、子供が出来たのか…？
タイガーの問いに頷いた
……っ……そうか…待ってろ、直ぐに出してやるからな
彼は酷く驚いたが直ぐに冷静さを取り戻す
ドン、ガンッ、ドドォン
必死に壊そうとするが、水槽にはヒビすら入らない
Aは必死のタイガーを見つめるうちに表情が歪んでゆく
『…ママ…』
Aの知る数少ない感情が小さな体を包み込む
初めて見る全てを赤で包み込む炎
その炎の中から��大事な世界��を壊そうとする魚人
ガタガタと身体が震えだした
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ナナコ - 更新ありがとうございます！！！ (2022年11月4日 23時) (
レス) @page33 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます！自分でも書きながら泣いてました(( 更新頑張ります！ (2022年7月5日 23時) (レス) id: b79991d6ff (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ボロ泣きした、、、しあわせになって、、、更新待ってます (2022年7月2日 0時) (レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - mithukoaaa0306さん» 読んで頂き有り難う御座います！本当申し訳ないです(涙)タイトルを検索に設定し、溜息part 10と検索して頂ければ出てくる筈なのでお手数ですが試してみて下さい！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: 1c05f583b2 (このIDを非表示/違反報告)
mithukoaaa0306(プロフ) - part10どうやって検索するんだろう……めちゃくちゃ続き読みたいのに見れない😭 (2022年4月19日 15時) (レス) @page1 id: 6f07583e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2021年9月15日 0時
