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タイヨウの海賊団は、海を泳ぎ子供を探した
だが、小さな子供は見つからないまま数日が過ぎる
「お頭！！！」
諦めかけるクルーが出始めた頃、誰かが声を上げた
タ「見つけたのか！！？」
「そ、それがッ…」
タ「？？」
「見て貰った方が早ェ！コッチです！」
クルー達に付いて行った先は不思議な光景が広がっていた
タ「…っ……」
ジ「なんじゃ…コレは…」
何かを中心に海王類からサメや小魚までもが集まり、大きな魚群が出来ていた
「さっき様子見に行ったんですが、海王類がめちゃくちゃ威嚇して来て近づけねェんです！」
「ちっせェ魚まで襲ってきやがって…」
タ「何が起きてるんだッ」
「お頭！ま、真ん中に子供が…！」
その中心には白く小さな人魚が居た
ア「アレか？探してる子供ってのは…」
ジ「…全員で押し切るしか…」
タ「待て。俺が1人で行ってくる」
「「「！？」」」
タ「アーロン、ジンベエお前らは特に分かるだろ」
サメの魚人の2人は頷いた
タ「俺の鼻にすら届いてんだ。あの子の血の匂いが…」
「「「…ッツ…」」」
タ「何かあったら突っ込んで来い。それまでは絶対手出すんじゃねェぞ」
タイガーは1人で魚群に近づいた
ざわっ
タ「その子を渡してくれないか」
ぞぞぞっ
魚達はタイガーを囲み、子供の側に居る海獅子や海熊達は喉を唸らせた
タ「落ち着いてくれ！…危害を加えたりしない！俺はその子の母親を知っているんだっ」
グルルッ
タ「…ッ…早く手当てしねェといけねェはずだ！俺に預からせてくれ…」
グルルルッ！！
伝わってるのか分からないがタイガーは必死に思いを伝える
タ「頼むっ……彼女は俺の��宝��だったんだ…なのに、彼女を助けられなかったッ…」
タイガーが救えなかった悔しさから涙が溢れた
タ「だがよ、…彼女の��宝��がそこにある…、その子は、セレーナの大事な��宝��なんだッ…！！」
セレーナの名前に反応した様に海は静寂になる
そして1匹の大きな白い海王類が近づいて来た
タ「…！！」
その額には小さな人魚が眠っていた
タイガーは壊れものを扱う様にそっと腕の中に収める
タ「こんなにも…小さいのかッ…」
疲弊しきった小さな身体を抱きしめる
ぶわぁ
集まっていた海王類や魚達は少しずつAから離れていく
タ「…ありがとう」
白い海王類はヒレを動かし小さな波を送る
そしてAの元から離れて行ったのだった
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ナナコ - 更新ありがとうございます！！！ (2022年11月4日 23時) (
レス) @page33 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます！自分でも書きながら泣いてました(( 更新頑張ります！ (2022年7月5日 23時) (レス) id: b79991d6ff (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ボロ泣きした、、、しあわせになって、、、更新待ってます (2022年7月2日 0時) (レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - mithukoaaa0306さん» 読んで頂き有り難う御座います！本当申し訳ないです(涙)タイトルを検索に設定し、溜息part 10と検索して頂ければ出てくる筈なのでお手数ですが試してみて下さい！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: 1c05f583b2 (このIDを非表示/違反報告)
mithukoaaa0306(プロフ) - part10どうやって検索するんだろう……めちゃくちゃ続き読みたいのに見れない😭 (2022年4月19日 15時) (レス) @page1 id: 6f07583e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2021年9月15日 0時
