世界はとまる6 (ページ28)

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場所は変わり、ここは暗い小部屋

幹部クロノとその個性にかかり遅い動きの相澤が居た

相澤は目隠しをされ、体も動かない

ク「殺さず隔離したってことは、まァ生かしておく価値があるという事です。個性を消すソレは彼にとって魅力的なチカラなんですよ」

相(…くそッ…)

ク「彼は一度決めたら止まることはありません。どこまで知ってるか分かりませんが…壊理ね、組長のお嬢さんなんですよ。目的の為なら何であっても使う。オーバーホールって男はそういう人間なんです」

相(…どうする…ここからどう抜け出すっ！)

ク「…あー、ありゃもう使えねぇな…」

クロノが上から退き、少しの足音がした

相(…？？)

ク「…あぁ、この子あんたの教え子でしたっけ？」

相(…！！…誰がそこに…)

ク「それに血の繋がりもありましたよね」

相(…A！？)

横たわる2人とその間で抜け殻になっている少女に目を細めた

ク「…廻…これはもう修復出来ねぇよ…。それでも…使うんだよな…」

クロノはそう小さく呟く

相(…！！？…何だ、あいつに何がッ！)

相澤は動かない体と見えない視界を恨んだ

だが、どれだけ思っても現状は変わらない

上から爆発音が聞こえる中、数分経ったところでクロノは動いた

治崎が負けるはずが無いと信じながらも、クロノに不安が過った

ク「ッ…」

相澤に向かってナイフを振り下ろす

ドガっ

ク「…っ！！」

天「玄野だな。動いてろ…お前の発動条件は把握している」

「警察だ！！抵抗は無駄だ！！」

ギリギリの所で辿り着いたサンイーターこと天喰によりクロノは捕らえられた

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