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ハチの腕から抜け出したAは顔を上げなかった
チ「A、まだ痛むだろ？おれに傷を見せてくれないか」
『…い、いえ、僕に治療なんて…』
そんな彼女にチョッパーは声を掛けたが、ビクつかれ伸ばした手を避けられた
ハ「こら、A」
『はぁ、…ごめんなさい…』
Aは小さく溜息を吐き、泣きそうな顔をしたチョッパーに向き直る
『…ありがとうチョッパー。傷はもう塞がってますから…大丈夫です』
チ「…そうかも知れねぇけど…診せてくれよ。おれは医者だぞ」
Aは間をあけて小さく頷いた
『でも、その前に……』
Aは目を覚ましてから初めて、麦わらの一味を見た
『皆……巻き込んで…隠していて…ごめんなさい』
拳を握りしめ、頭を下げる
『…僕は昔……人間でも、魚人でも、人魚でも無かったんだ…。生まれた時から、人間に飼われた奴 隷だった』
「「「…っ！」」」
『…でも、母さんが人魚にしてくれた。ハチやアーロンさん達が魚人にしてくれた。大事な人達が人間にしてくれたんだ』
Aは顔を上げ、もう一度皆を見る
『…皆が…��僕��にしてくれた』
笑顔のAにホッとする一行
ル「しし、Aはおれたちの大事な…」
『でも！！』
だが、ルフィの声を遮り口を開いた
ル「？？」
『…でも、やっぱり…人間が、怖いっ…。皆の事、信じてる…けど、ダメなんだ…、恐怖が混ざる……。そんな事を思ってる自分が嫌で嫌で堪まら無いんだッ！』
Aは涙の出ない目を抑え、震えた
そんな彼女に全員が言葉を失った
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サヤ - 更新ありがとうございます！次はいよいよあそこですね！！これからも楽しみにしてます！ (2019年8月2日 9時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。アマゾンリリー編（頂上戦争編集）、魚人島編集が楽しみです。お願いします。続き楽しみに待ってます。 (2019年5月19日 4時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - いつ見てもこのシーンは超感動です。続編おめでとうございます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: 145cad14b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2019年5月16日 17時
