３４９ ページ16
．
暫くの間、Aは村の復興を手伝った
『すいません、村長さん』
村「どうしましたか？」
『その、先日助けてくれたタコの方はどこに行ったか分かりますか？』
何となく心当たりのあるタコの行く先を聞き、ハチマキナマズの村を離れた
…こっちの方に船を進めたって
ギャー！！
『！！』
海の中に響いた女の子の悲鳴
Aはスピードを上げる
大きな海イノシシが人魚を襲っているのが見えた
直ぐさま両者の間に滑り込む
《食べたらダメだ！》
〈！！？〉
「うわぁ！！」
突然現れたAに人魚は大きな声で驚いた
《人魚なんて美味しくないよ。他を当たってくれ》
〈……んん、海神さまが言うなら、諦めるよ〉
《うん、いい子だね。食べ過ぎは良くないよ。さぁ、もう行って》
〈へへ、分かってるよ〉
海イノシシは機嫌を良くし、去って行った
『……大丈夫ですか？』
振り向いて、人魚の女の子を見ると変な顔をしていた
『……？？』
「あぁ、助かったぜ！ありがとな！こいつは驚いてるだけだから気にすんな」
『……ヒトデ？？』
ただのヒトデだと思っていたが、急に喋り出し今度はAが驚いた
「おう！俺はパッパグ！んで、こいつはケイミーだ！」
バシッとヒトデが人魚を叩いた
ケ「はっ！ど、どうも！私ケイミーって言います！危ない所ありがとうございました」
『いえ、良いんですけど。こんな所泳いでたら危ないですよ？』
ケ「そうなの！私すぐに食べられちゃうみたいで……」
『うん、だから早く島に帰ったら？』
ケ「ううん、大丈夫なの！私たちはっちんと一緒にいるから！」
『はっちん……。その人の名前はハチ？』
パ「おう、そうだぜ。つえーんだよこれが」
Aはその時確信した
『そっか、ハチか…』
ケ「ん？知り合いなの？？」
『うん、昔からのね。良かったら僕をハチのとこまで案内してくれませんか？』
パ「勿論だぜ！……っと、嬢ちゃん名前は？」
『Aと言います。よろしく』
パ「あぁ宜しくな」
ケ「宜しく！さ、行こう！」
元気で素直なケイミーとパッパグに連れられ懐かしのハチに逢いに向かった
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - 更新ありがとうございます！次はいよいよあそこですね！！これからも楽しみにしてます！ (2019年8月2日 9時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。アマゾンリリー編（頂上戦争編集）、魚人島編集が楽しみです。お願いします。続き楽しみに待ってます。 (2019年5月19日 4時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - いつ見てもこのシーンは超感動です。続編おめでとうございます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: 145cad14b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：げん | 作成日時：2019年5月16日 17時
