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1人で行動するのは禁止されている為、見える所に必ず居なければいけなかった
通行の邪魔にならないようにと少し広い場所に移動し、笑顔で対応するスロー
建物の間にある細道の壁に寄りかかりそれを眺めた
「あの、すいません？スローのサイドキックですか？」
「新人ヒーロー？？」
「さっきスローに呼ばれてたよね？」
…っ…スローのせいでなんか集まって来た…！
目の前に立つ人達に応える事もなく、Aはただひたすらに黙っていた
すると機嫌を悪くしたのかその人たちはAを奇妙な目で見ながらスローの元へ行ってしまった
…敵の方がガンガン攻めれるのに、はぁ、知らん人って…怖いな…
緊張と少しの恐怖で固まってしまった身体をほぐしながら、スローを確認する
『知らん人間と母さん…どっちが大切なんやろ』
知らない人達に笑顔を撒くスロー
娘より知らない人達を選ばざる終えないヒーロー
『……気持ちわる……』
リターンを助けたいと言う気持ちと土日だけというタイムリミットにAは焦っていた
もう一度スローの方を見る
また人増えた…あれじゃ３０分はかかるやん
『…その辺だけ確認してこ…』
壁から背を離し、陽の光が入らない路地へ足を進める
フードの下から目を光らせ、暗がりを見る
誰もおらんか……
すぐに戻ろうとした時、路地を更に進んだ所に微かに人影が見えた
先に進んで良いものか悩み、スローがいる方へ振り返る
とうとう、スローは人集りで見えなくなっていた
『追い払えば良いのに…』
スローに悪態をつきながら、Aは更に奥へと進んだ
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麻里 - どう、進展していくのかとても楽しみです。(語彙力なくて御免なさい。)更新、頑張って下さい。 (2019年8月9日 21時) (
レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 面白いです。上鳴君との絡みをもっと見たいです！更新頑張ってください！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: dc71ed74e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 | 作成日時：2019年5月12日 22時
