３０７ ページ22
．
ス「何だ貴様っ！！」
ガンガンッ
背中に何度も走る痛みに耐えながら、Aはロビンの目を見つめた
ス「退け！邪魔だ！道具の分際で！貴様は人間以下の存在だぞ！��物��が俺の邪魔をするんじゃねぇ！！」
手を出す事だけはしたく無かったが、殺意は止まらない
後ろからの蹴りを受け流し、スパンダムへ振り返る
手錠のついた両手で腹部に掌底突きを繰り出した
水圧による衝撃波でスパンダムは吹っ飛んだ
『��物��以下の僕にやられるお前の存在理由は何だ？』
ス「イッテェ…テメェ、ふざけんな…っ！！」
『どうせコレが最後ならお前を殺してやる』
ス「…ひっ！！」
瞳を赤く光らせ睨むAの顔は鬼のようだった
一瞬でスパンダムに近づき、回し蹴りを決め込む
ス「イッテェェ！！！おいおいおい！てめぇら見てねぇで、助けろォォ！！」
ク「よよい！では拙者が！」
ル「俺が行く」
ルッチはクマドリより先に動きAへ蹴りを入れる
『……ぐっ』
初めは両腕で防いだが、次々に飛んでくる蹴りにガードは引き剥がされる
ル「道具は道具らしく黙って動くな」
CP9最強のルッチに対抗出来ず、重たい蹴りが入った
ドガァ
『……ッカハ…！』
ロ「やめてっ！！」
フ「嬢ちゃん！！」
ス「おいおい、ルッチ。コレは政府のもんだぜ！あんまり傷物にするなよ」
鼻血を出しながらふらふらと立ち上がるスパンダム
そんな彼を、Aは血反吐を吐き捨てながら睨みつけた
ス「何だその目はァ！大体なァ、テメェはいても居なくても良いんだよ！ただよぉ…見つけちまったもんは仕様がねぇだろ？邪魔をするなモノの分際で」
『…ハッ…そうかよ……だったら、モノに話しかけてるテメェは無様だな』
ス「ぐぬぬぬッ…ルッチ！コレを黙らせてどっかに片付けろ！」
ル「…了解」
ルッチの速さに遅れを取り頭部に衝撃が走る
揺れた脳みそと視界に立ち上がる事が出来なかった
ジャラッ
腕に繋がる鎖により、身体が引き摺られていく
ロビンやフランキーは声を上げたがAには届かなかった
大部屋から引き摺り出され、廊下の壁の鎖と繋がれた
ル「綺麗なモノに傷が付くのは嫌いじゃねぇが…。お前は政府の所有物だ。ただそこに存在するだけに意味がある。それ以外は何も必要ない」
ルッチは役人に指示し、Aに目隠しと鉄の口枷を施した
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じーちゃん - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！(*´ω`*) (2019年4月23日 21時) (
レス) id: b2ad9b4c15 (このIDを非表示/違反報告)
剃られた豆 - いつも楽しみに待っています!!これからも応援してます! (2019年3月8日 0時) (レス) id: 2e3238b28f (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー牛乳 - この小説面白くて大好きです！これからも応援してます！！ (2019年2月24日 16時) (レス) id: a8a10a0263 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：げん | 作成日時：2019年2月15日 21時
