EP48 ページ3
「Aちゃんがデザート食べるなんて珍しいね」
「そう？これ美味しくて好きなんだ〜」
翌日のお昼休み、私はお弁当を済ませた後、デザートとして昨日風丸先輩からもらったゼリーを食べていた。
毎日一緒にいるからか、春奈はすぐにいつも食べないものを食べている私に違和感を感じたらしい。
「誰からもらったの？」
「へっ」
ニヤニヤしながら頬杖をつき、じっとりと私を見つめる。
私が動揺して息を詰まらせると、ますます春奈は楽しそうな表情を浮かべた。
「……か、風丸先輩…」
「へぇ〜！そっかぁ、そうなんだ〜」
「わざとらし…」
私が風邪で休んだことを先輩に教えたのは自分のくせに…
お陰で先輩に変な心配をかけてしまった。
あとでお礼言いにいかないとな。
「そういえば、春奈もうちに来てくれた？」
「ううん、私は行ってないよ。どうして？」
「誰かがポストにプリント入れてくれてたんだよね」
名前も何も書いてなかったし、私の家を知ってる人なんてほとんどいない。
やっぱり先生が持ってきてくれたのかな？
「まぁいっか。誰かわかったらお礼言おう」
「そうだね。そういえば、今日の放課後委員会あるって先生が言ってたよ」
「そうなの？わかった、ありがとう」
昼休みを終えるチャイムがなり、私たちはそれぞれの席へ戻る。
相変わらず隣の席は貴利名なんだけど、なんだか今日はちょっと不機嫌？みたい。
朝挨拶をしたっきり声をかけても少しムスッとしてるし、態度もちょっと冷たい…気がする。
私、何かしちゃったかな？
睡魔に襲われながらなんとか午後の授業を終え、委員会へ向かう。
貴利名と一緒に…と思ったけど、帰りのホームルームを終えてからすぐにどこかへ行ってしまった。
「…あ、きり─…」
委員会に向かう途中、通りかかった図書室に貴利名がいた。
声をかけようと部屋を少し覗くと、女の子と向き合って何か話している。
私は思わず物陰に隠れた。
何を話しているのかな、もしかして告白？
遠くてよく聞こえない。
なぜか私が緊張してしまい、手汗が出てくる。
「……好きなの、氷浦くんのこと」
女の子の一言に、私の心臓は飛び跳ねた。
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さきこ(プロフ) - カミカさん» ありがとうございます！がんばります〜(*´-`) (2018年11月25日 19時) (
レス) id: b0083ad673 (このIDを非表示/違反報告)
カミカ - これからも続けれるように頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年11月25日 16時) (レス) id: b42da9a3fb (このIDを非表示/違反報告)
さきこ(プロフ) - 星水さん» わあああありがとうございます！！すごく励みになります…(*´-`)がんばります！！ (2018年11月6日 23時) (レス) id: b0083ad673 (このIDを非表示/違反報告)
星水 - 続編おめでとうございます！前作からずっと影ながら応援してました、、！ とても面白いです！国木田ちゃんと氷浦くんが仲直りできますように、、！更新頑張ってください！ (2018年11月6日 20時) (レス) id: 3c634cce7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきこ | 作成日時：2018年11月1日 20時
