幸せの形 〜ARSと生活〜

★第10話★ ページ11

あ)また明日ね〜!!

私は授業が終わると一目散に家に帰った。

あ)ただいまー!

・・・返事はない。

あ)『そりゃそうだな・・・まだ5時だもん・・』


私はそのまま自分の部屋に行き、宿題を出した。
もうじき中間テスト。
定期テストは今回を入れて残り2回。
そのあとに受験がまっている。

あ)宿題多すぎだっつーの!!

私がひとりでぶつぶつ言いながらといていると・・

≪ガチャッ≫

玄関のドアの開く音が聞こえた。

あ)『いつも早い潤かな?』

そう思っていると、部屋のノックが聞こえた。

あ)はーい、どうぞー


ドアを開けた先にたっているのは・・翔だった。


あ)え!?な、なんで?早くない?

翔)みんなはまだ仕事＾＾俺だけ先に帰ってきた。

あ)そ、そうなんだ・・

好きだと気づいた矢先に2っきりはかなり気まずい。

翔)宿題やってるの?教えようか?

あ)あ、うん・・・

今やっているのは数学。もちろん自力では解けない問題が多い。


翔)ここはー、こうやって・・・

翔が一生懸命教えてくれるのに頭に入らない。
横顔ばかり見つめてしまう。

翔)A?

心配して翔がのぞきこむ。

あ)『ああ・・もうダメだ!!!』

私は思い切って告白することにした。

あ)あの!!

翔)ん?何?

あ)私、翔のことが、す、す・・・

翔)す??

あ)好きです!!!

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