彼と私 (ページ1)

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日常から非日常へページ1

二宮和也:あのねぇ、今日君らに話したい物語はね、１人の女の子の叶わない恋のお話なのね。
これさ、本当俺もすげぇなって思う話。
みんないい子に聞いてね？(笑)

子供達:はぁーーーい！！

二宮和也:はい、みんないい子
さぁ、始まるよ～

________私はそこらへんにいる高校生だ

"高校生"

まさに、青春時代に生きている

"青春"とは？と聞かれたら多数の人が言う"恋"

私も恋は、一応している。

でもそれは、叶うはずない恋だ。

だって、私が恋しているのは国民的アイドルだから。

友達は笑いながら言う、"現実見ろよ"って。

でも、私はこの世界に彼がいる限り現実を見ているつもりだ。

そうでしょ？(笑)

なんて思いながら今日も学校から帰る。

まさにこれが私の日常。

でも、ある日の帰り道、
その日から、この日常は一変した。

その日は、部活があり、帰りが遅くなった日だった。

私がいつも乗る電車に乗ろうとした時、
前の人がSuicaを落とした。

私はそれを拾い、
その人に
「落としましたよ。」と言ったら

その人は、とっさに
『あ、すいません。ありがとうございます。』と言った。

その時の声が、何かを聞き覚えのあるような声で
その時に触れた指が、何か見たことある綺麗な指で

私は、不思議なほどにすぐわかった。
その人が誰なのか。

そう、彼こそが私の平凡な日常を一変させた犯人、

大野智だった。

信じられなかったけど、私は彼の顔を見た。

私は、本当に大野智だ。と、思わずえぇ！と言ってしまった。

彼はびっくりした顔で、指で１の字を作りながらしーっ！と私にした。

そしたら、彼は私の手首を握り、電車に乗った。

私達は車両を走って移動して、一旦落ち着いて会話をした。

『あぁ、久々走った(笑)』

「すいません、私のせいで」

『なんで、謝んの？(笑)』

「えぇ！とか言っちゃって、走らせて」

『そんな事で謝ってんの？(笑)いいって、
だって、俺が勝手に走ったんだもん(笑)
逆にこっちがはしらせたんだもん』

そう言いながら彼は、前髪を人差し指で分ける

そんな彼を見ながら私は、
ああ、本当に大野智なんだこの人と思っていた。

これは夢なのか現実なのか分からないまま電車に揺られていた。_______

二宮和也:この話はね、大野さんの話なの(笑)
俺が作ったんじゃないよ？これまじの話だから
この続き気になる？うん、気になるよねぇ、でも、ちょっと休憩ね？