〜異常事態2〜(降谷零、安室透)

異常事態50 ページ6

あの後、私達は海で思っいきり遊んだ。
スイカ割りをしたり、砂でお城を作ったり...。
もちろん、安室さん(保護者)付きで。
沖矢さんにはバチバチに威嚇しながらも子供たちがいる手前殴り合いとかいうことはなかった。















夕暮れになり、1人で海を眺めていた。


-ｻﾞｻﾞｰﾝ-

波の音と時々吹く風が心地よい。
こちらに来て随分色んなことがあったなー。
まさかここまで自分がコナンの世界の主要メンバーと仲良くなるとは...。
そういえば、私がいた世界はどうなってるんだろうか...。
私は死んだものにされてるのか、それとも行方不明なのか...。
神みたいなやつは殺ってしまったとしか言ってたけど、死体で発見されたのだろうか...。
それはそれで両親が悲しむんだろうなー。



"Aー。早くしないとご飯冷めるわよー"
という母に

"全く、目覚めの悪さはお父さん譲りね"
ため息をつくお姉ちゃん

"・・・あそこまで酷くない"
新聞を広げてしかめっ面のお父さん


ふと、頭に過ぎってきた今まであった日常を思い出してしまい涙が零れた。







『お母さん、お父さん、お姉ちゃん...会いたい。会いたいよぉぉ......。』







砂浜にしゃがみこんで溢れ出てくる涙を必死に止めようとしていた。
でも、止めようとしても幾度も幾度も溢れて止まること知らない涙。













安室「やっと見つけた。」

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