第50話 ページ50
ガープさんの軍艦に久しぶりに乗った。
私を見て、海兵さんが驚いている。
突然いなくなったので心配したと声を掛けてくれる海兵さんもいた。
最近入ったであろう新米海兵は、私を物珍しそうに見ていた。
「ガープさん、センゴクさんからわざわざ指名ってのはどういう事なの？」
「わしも詳しくは分からん。まあ、わしも寂しかったしちょうどいいわい！」
ぶわっはっはっはとガープさんは笑いだした。懐かしいな、この笑い方。
センゴクさんは元帥、いわば海軍のトップである。ガープさんに連れられて何度か話したことはあるが、クソみたいな海軍のリーダーだと思うとあまり好きにはなれない。
憂鬱だった。帰りたい、という言葉だけが頭に浮かぶ。エースとルフィは仲良くなれるかな。
サボは心配してないかな。
ゴア王国を飲み込んでしまった水平線の彼方を見つめているうちに、懐かしき海軍本部へ着いた。
数年前までは、ここを家の様に思っていたのに。もう、そんな事は二度と思わないだろう。
忘れていた怒りがふつふつと湧き出してくる。それを隠すように私は握りこぶしを作った。
ガープさんに声をかけられるまで、私は自分の爪がくい込んで手のひらから血を流していたことに気付きもしなかった。
「3ヶ月後にまたあっちの海は向かう。それまではここで暮らせ。」
そう言われた時は絶望的だったが、私一人の為に船を出して貰う訳にも行かないので諦めた。
今日はもう遅いからといって私は昔の自室に連れて行かれた。
その部屋がまだ新たな住人を迎え入れていないことに、胸が締め付けられるように感じた。
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«作者より»
22年前の時にセンゴクさんは大将をやっています。
今は12年前の設定なので、元帥で大丈夫だと思うのですが…
違ったらすみません。
そして！！
続編！行きます！
わーい！！
いつも読んでくださる方、ありがとうございます！！
更新早くはありませんが、頑張っていきますので何卒…！！
コメントお待ちしております＜(_ _)＞
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
