第49話 ページ49
私がコルボ山に来て一年がたった頃、ガープさんに連れられてルフィがやってきた。
「A！！！こんなとこに居たのか！会いたかったぞ！」
変わらずに抱きついてくるルフィを撫でてやると、何故か機嫌の悪くなったエースがルフィに唾をかけた。
「ちょっと、エース！やめなよ！」
エースは私も無視してダダン家の中に入っていった。まあ、エースは初めは私にもこうだったしな、と半ば諦める。
「A！ちょっとこっちに来い！話がある。」
呼ばれた私は、ガープさんとダダン家から少し離れたところまで歩いた。
ガープさんは立ち止まると、私の方を振り向いて目を細めながら話しかけてきた。
「一年前、突然本部を出ていったのは何故じゃ。」
やっぱり来た。この質問だ。
あの時、電伝虫は少しの間フリーズしていたので、怪しまれると覚悟はしていた。
私があの雑な方法で何とかなったのは、こんな小さな子が極秘情報を持ち出すわけが無いと思われていたからだ。
「話したくないか？」
だんまりの私を見かねて、気を使ってくれた。申し訳なさで泣いてしまいそうになるけど、我慢する。
私は海軍に失望したから。
「言いたくない。」
「そうか。しかし、センゴクにお前さんを呼び戻すように言われた。すまんが、戻ってきてもらう。」
やっぱり、バレたのだろうか。
あの部屋に入ったことが。
私はガープさんに敵うわけも無いので、大人しく着いていくことにした。
行ったところで殺されはしないだろう。
私はまだ10歳だし。
エースとサボに言ったら絶対に止められるので、ダダンから伝えてもらうように頼んだ。
その日、私は少ない荷物をもってコルボ山を出た。
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
