第39話 ページ39
私は今晩のご飯を狩りに行くというエースについて行くため、サボとさよならをした。
エースはもう今晩何を狩るかは決まっているそうだ。
「今日は、昨日見たイノシシを晩飯にする！Aは俺がやってるの見とけよ。」
私はエースのお言葉に甘て少し離れた所からエースがイノシシと戦うのを見学する事にした。
イノシシは基本的に真っ直ぐにしか走れない。彼はその性質を上手く利用している。
イノシシが複雑な動きについて来られ無くなった所を狙って鉄パイプでイノシシを横から殴る。
エースは持ち前の力で鉄パイプの鋭い突きを繰り出し、イノシシは次第に弱って行った。
弱肉強食の世界。まさにそれを肌で感じた。実際にイノシシを縄で縛っているところを見て、いつも言う「いただきます」の意味に改めて気づいた。
あっという間にイノシシを我がものにしたエースは、私の方を向く。
「まあ、こんな感じだ。」
「エース、凄いね。私にも出来るかな。」
「いや、俺がやるからいいよ。」
エースは優しさでそう言ってくれるが、私は自分もこのジャングルを生きる力を付けたかった。その為に、ガープさんは私をコルボ山に置いていったと思うから。
「ううん、私自分で出来るようになりたい！明日から交代でしよう。」
私がそう言うとエースは、俺もついて行くからと言って認めてくれた。
今朝私を殺そうとしたのは一体誰だと思わされる。彼は、本当は優しい人だ。
二人でイノシシを持ってダダンの家に帰る。
私たちが突然仲が良くなったことに凄く驚かれた。
「A、お前一体どうやってエースを手懐けたんだい？」
「手懐けるなんて、ふふっ！そんなんじゃないよ、私たち、友達になったの！」
ダダンに自慢すると少し不満げに顔を歪められた。何年間もエースに懐かれずに手を焼いてきた事が手に取ってわかるようだった。
その日の夜、エースは私の部屋に来て海賊になった時にやりたい事を語ってくれた。
そのまま疲れて私達は眠りについた。
そして夜中、深夜を過ぎた頃腕に強い衝撃を感じて急いで起き上がると、ぐっすりと眠ったエースがいた。
エース、寝相悪っ！
一人でくすくす笑った後、私はエースの寝顔を眺めながら再び目を瞑った。
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
