第23話 ページ23
彼の背中を見送った後、私は急いで扉の南京錠を開く。
1分も掛からず開いたそれに思わず彼の顔が頭に浮かぶ。
ヤソップ、ありがとう！
力一杯扉を押すと、ギィィと音が鳴る。
まずいと思った私は当たりを見渡すがこの辺には監視電伝虫はいない。
ほっとしたのもつかの間、少し進むとやっぱりある。
しかも5匹。いや、5体か？
予想よりも少し多いが、この程度なら問題ない。中でも2匹がじーっと見張っている怪しい辺りに他の3匹の死角を通って辿り着く。
もう、一かバチかだ。映らないように気をつけながらその2匹を壁から剥がす。
すると、監視電伝虫は目を瞑った。
急いで近辺の引き出しを漁り、ついに見つけた。怪しそうなダイヤル式金庫。
私の勘がコレだコレだと騒ぎ立てる。
ダイヤル式だって、怖くない。
ヤソップお下がりの金庫用の聴診器を耳に当てながら、カチカチと数字を当てていく。
カチッ
4つめの数字が音を立てると共に金庫が開いた。
そこにあったのは20枚ほどの紙で出来た冊子があった。表紙にはご丁寧に「極秘！」
と書かれている。
「重要」とハンコが押してあるページだけを子電伝虫に画像保存させる。
全て保存出来たらそれらを全て元に戻す。
そして私はふと、隣の棚に気づく。
私の名前が書いてある。
恐る恐るそれを手に取り、パラパラとページをめくる。
私は思わず声を出しそうになった。
そこに書いてあったのは私の両親のこと、そして、私の本名だった。
時間もないので、見開き2ページのそれも子電伝虫に記憶させて急いで元に戻した。
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
