泣き虫24人 ページ25
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実來が、機嫌よく梓と喋っているときだった、
またもや、ガチャと、ドアの開いた音がした。
今度は梓のときとは違い、少し乱暴な音だった。
ドタドタドタと、こっちに向かって走ってくる音がする。
実來はとっさに、隣に座っている梓の手をギューっと握った。
そうすれば、梓も握り返してくれた。
「あーずーさー！なんで先に行っちゃうんだよー！酷いじゃん！寂しかったんだからー！」
その声の主は、椿だった。
おそらく、仕事場から、もたもたしている椿を放って梓が先に帰って来ていたのだろう。
それにしても寂しかったとは何だ。お前はうさぎか。
「椿、うるさい。そんなの知らないよ。椿が遅かったのが悪いんでしょ。」
「そうだけどお〜！」
椿は、ヘタな泣き真似をした。
「みーちゃんがびっくりしてるでしょ。ほんとうるさい。グーで殴るよ。」
「あっ！みーちゃん！ただいま〜」
椿は、梓の影に隠れている実來の存在に気付いた。
実來は、ただいまと言われれば、おかえりと言わなければならないのを知っている。
ここは、勇気を振り絞って言うしかない。
「…、ぉ、お …り」
声が小さすぎて半分聞き取れなかったが、椿には聞こえたようで、
「ふふっ。みーちゃんえらい〜」
なんて、実來の頭をなでた。
えらいと言われれば誰だってうれしい。
それは実來も一緒で。
実來は、梓の手を握りながら、下を向きながら、椿に頭を撫でられながら、微笑んだ。
「みーちゃん、ご飯できたよ。」
と、要の声が聞こえた。
それを合図に、要の元へ駆け寄る。
やはり、要が一番のようだ。と、椿と梓は思った。
「みーちゃん、これだけも食べれる？」
「食べれるよ！みーちゃん、おっきいから！」
「いや、みーちゃんはまだまだちっちゃいよ。」
「おっきいわ！ちっちゃくないわ！」
実來のその必死さに、要は笑う。
実來は、ぷりぷりと怒りながら、要の作ったうどんを食べていた。
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春光 - アリスさん» 返信、遅くなってしまいました。申し訳ございません。イラスト、是非おねがいしたいです。ありがとうございます。 (2019年6月20日 23時) (
レス) id: 766a3710d9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月14日 10時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
春光 - 厨二病患者さん@歌い手厨?さん» ありがとうございます！最っ高の褒め言葉です！！その言葉で、頑張ろうって思いました！（単純）ご期待に添えられるよう、頑張ります！ (2018年8月8日 2時) (レス) id: a566beeabf (このIDを非表示/違反報告)
厨二病患者さん@歌い手厨?(プロフ) - 最近、ブラコンにまたハマってきたので更新してるものをみて「うひょぉおおうあああ｣とか叫んでました。←面白いし可愛いし最高です。これからも応援してます！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7c23cd898c (このIDを非表示/違反報告)
春光 - コメントありがとうございます！お返事遅くなってすみません汗、お返事の仕方がわからなくて…（）ありがとうございます！そのお言葉が励みになります！こんな自己満作品ですが、読んで頂いてると思うと胸が高鳴ります！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: a566beeabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春光 | 作成日時：2018年7月8日 2時
