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教室での私の席は
窓際の後ろから2番目
この席からは
グラウンドの様子がよく見えるんだ。
つまらない古典の授業は右から左に通り抜けて
グラウンドをぼんやりと見つめる。
学校指定のジャージの袖を伸ばすみたいにして
グラウンドに向かう慧くんの姿が見えて
相変わらず私の心は忙しい。
さっき亜矢が
中学のときと変わらない、なんて言っていたけど
そのとおりだと思う。
中学校のときも、こんなふうに
グラウンドの慧くんを見つめていたっけ。
同じ教室で授業が受けれたらなぁ、
授業中の慧くんはどんな様子なのかなぁ…って
数え切れないくらい想像した。
唯一、見ることができるのは外での体育の様子だけだから
食い入るように見つめる。
長距離走が今日の体育なのか
グラウンドのトラックを走る姿。
あ、先生から見えないところで
スピード緩めてサボってる。
“オレ疲れんの嫌いなんだよ〜”
って嫌そーな顔してる慧くんの顔が浮かぶ。
本気出せば結構カッコイイのに……
いや、待てよ？
本気出しちゃったら周りの女子が黙ってないよね
それは困るからやっぱり今くらいで良いのかも…
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nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます！同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう！更新頑張ります(・∀・)！ (2021年9月16日 9時) (
レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして！私も伊野ちゃんが好きな人間です！主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです！これからも更新頑張って下さい！！応援してます！ (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nimo | 作成日時：2021年8月13日 20時
