【30】kei side ページ30
朝、玄関のチャイムの音。
いつものようにインターフォンに向かって
返事をしようと目をやった先に映ったいつもと違う姿
小夜「慧?迎えに来てみた!」
慧「…なんでいんの?」
小夜「だって慧、最近つれないじゃない。ね、開けて?」
インターフォンに映る小夜は
くるくるの髪の毛に大きな目
世間一般で言う、「かわいいおんなのこ」
慧「…」
玄関先に向かい、ドアを開く。
小夜「おはよ、慧」
慧「…小夜。呼んでないんだけど」
小夜「別にいいじゃない。だめなの?」
慧「先行って」
玄関先でみるみる不機嫌になる小夜を横目に
壁掛けの時計を見る
小夜「来ないよ」
慧「、は?」
小夜「あの子なら来ないよ?幼馴染の、あの子!
さっき私見て駅の方に走っていったから。
ねえ、あの子なんなの?ただの幼馴染のくせに」
大きな目がつり上がって
こっちを見る。
慧「…落ち着けって」
小夜「大体、ずっと気に食わなかった!彼女は私なのに、なんであの子がいつも、いつも!なんなのよ。もしかして慧もあの子のこと好きだとかないよね。だったら私」
慧「そんなわけ、ないだろ。ただの幼馴染なんだから、余計なことすんな」
その一言にやっと冷静になったのか
大きな瞳に涙をためて近づく
小夜「ごめん、慧、、」
慧「泣くなって、小夜」
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nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます!同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう!更新頑張ります(・∀・)! (2021年9月16日 9時) (レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして!私も伊野ちゃんが好きな人間です!主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです!これからも更新頑張って下さい!!応援してます! (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nimo | 作成日時:2021年8月13日 20時