【27】Ryosuke side ページ27
大貴「どう思う？！いのちゃん！お弁当作ってくるとかさぁ…とうとう付き合い始めたの？！って思ったら違うって言ってるんだけど！」
涼介「お前はうるっせえな！ちょっと大人しくしてろよ！」
大貴「お前、すぐ俺のことうるさいって言う！よくないよそういうの！」
一人でハイテンションになってる大ちゃんは置いておいて
目の前のいのちゃんに目を向ける。
涼介「…いのちゃんも、彼女に作ってもらえばいいんじゃない？」
慧「え〜？…小夜はそんなことしないよ。
てか別にいらないし。」
いのちゃんの、こういう所が
長年付き合ってきても分かんないんだ。
優しい顔で笑っていたかと思ったら
周りの温度が急に下がってしまいそうな冷たい顔で
切れそうな鋭さの言葉を放つ。
ヘラヘラ笑いながら
温度のない目をする。
慧「トマト、食べないでしょ。貰ってくね」
また、いつもの笑顔に戻って
残りのトマトを摘んで
口に入れてその場を去っていく。
大貴「…いのちゃん、なんか不機嫌だった？」
涼介「お前がうるさいからだろ」
大貴「なんだよ！俺のせいかよ！」
.
.
.
なんとなく、今までみたいにただ笑っては過ごせないような気がしていた。
俺ら3人が、ただの幼馴染でいられる時間に
終わりが近づくような…
誰も動かそうとしなかった歯車が
動き出しそうな、そんな予感 ｰｰｰｰｰ
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nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます！同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう！更新頑張ります(・∀・)！ (2021年9月16日 9時) (
レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして！私も伊野ちゃんが好きな人間です！主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです！これからも更新頑張って下さい！！応援してます！ (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nimo | 作成日時：2021年8月13日 20時
