【17】 ページ17
ふっと笑って
“冗談だよ”って言う涼介は
いつもの涼介で
私はほんの少し感じた違和感を
何も気にせずに流してしまったんだ。
「うわぁおいしそ…迷う…」
駅前に新しくできたおしゃれなカフェは
話題なだけあって、入り口で並んで
案内された席でメニューを開いて思わず口から溢れる。
ガトーショコラとミルクティのセットが良いかな…
あ、でも隣の席のひとが食べてる
チーズケーキも捨てがたい…
「涼介もう決まったの?」
涼介「…ガトーショコラとチーズケーキで迷ってんだろ。それにして半分にすればいいよ」
「え!なんでわかったの!」
涼介「いや、お前ずーーっとガトーショコラガン見してたと思ったら隣の席みてからチーズケーキと交互にメニュー見てんじゃん。わかるわ!」
「えー!涼介エスパーみたいじゃん。じゃあお言葉に甘えてその2つにしよ〜」
.
.
おしゃれに盛り付けられた
ガトーショコラとチーズケーキを並べて写真に収めて
まずはガトーショコラから頂く。
「ん!ん〜おいしい!」
涼介「うわ、うま!」
それぞれ半分食べて約束通りお皿をチェンジして
2倍美味しい思いをした。
「ん〜美味しかった!」
涼介「満足!そろそろ出る?」
「そうだね、あんま遅くなってもだしね」
窓から覗いた外の様子は
薄暗くなっていて
今日の終わりを予感させる。
87人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます!同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう!更新頑張ります(・∀・)! (2021年9月16日 9時) (レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして!私も伊野ちゃんが好きな人間です!主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです!これからも更新頑張って下さい!!応援してます! (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nimo | 作成日時:2021年8月13日 20時