【14】Ryosuke side ページ14
A達の場所からは遠いせいで
なんの話をしているのかはわからないけど
楽しそうに笑うAとその隣で同じく楽しそうに笑ういのちゃんの姿は
知らない人がみれば恋人同士のように見えるかもしれない。
“ ほんとに幼馴染としか見てないのか?って…”
さっきの大ちゃんの言葉が
頭の中で繰り返されて
モヤモヤする。
そのうち、いのちゃんが小夜先輩に呼ばれてそこを離れて
小夜先輩がいのちゃんに腕を絡めて歩いていく。
大貴「山田、あっちいこうぜ」
大ちゃんのその言葉にテーブルから立ち上がって
Aたちのもとに向かう。
大貴「亜矢、A!」
亜矢「あれ、大貴も食堂にいたんだ!」
彼氏彼女らしく仲よく話し始める二人を横目に
Aに視線を向ける。
あーあ。すっかり暗い顔してんじゃん。
涼介「A、今日放課後なんか食いに行こ。カフェとかどう?」
「カフェ?あ、じゃあ…駅前に新しくできたとこいきたい!」
涼介「じゃ、帰り下駄箱で」
「涼介の奢り?」
涼介「ヤダよ」
「えぇ、奢りなら一番高いの頼もうと思ったのに……」
Aが頬を膨らませて笑う。
その顔が可愛くて仕方ないなんて
……言えないけど。
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nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます!同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう!更新頑張ります(・∀・)! (2021年9月16日 9時) (レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして!私も伊野ちゃんが好きな人間です!主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです!これからも更新頑張って下さい!!応援してます! (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nimo | 作成日時:2021年8月13日 20時