Love at first sight 3 (ページ9)

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『あ！るーたくん！！』

メールで送られてきた場所に向かうと、るーたくんが一足先に到着していた。

「お、康二」

『ごめんな？待たせたやろ』

「大丈夫やで、そんな待ってへんから」

『ほんまに？良かった』

「ほな行こか」

るーたくんがそう言うと、一足先に歩き出した。それに慌てて着いていき、るーたくんの隣に並んだ

「康二昼飯食べた？」

『ああ、そう言えばあんまお腹空いてへんかったから食べてないわ』

「ほんまに？ほんなら映画までまだ少し時間あるし、どっかで昼飯食いに行かへん？」

『ええよ、どこ行こか』

「映画館の近くに行きたかったパスタ屋さんあんねんけど……パスタでもええ？」

『ええで！パスタ食べたい！！』

俺とるーたくんは行き先を決めるなり、映画に間に合うように直ぐにそのお店へと向かった。

結果無事にパスタを食べれて、映画も見れた。
確かにるーたくんが言っていた通り映画は俺好みのやつやった。流石やなーなんて思いながら見てたわ

「康二他どこか行きたいとこある？」

『え、なんかあったっけな……あ！そう言えば服買いたい思ってたんよ』

「お前ほんまに服好きやな」

『ええやろ別に』

「いや別にダメとは言ってないやん」

『おしゃれするの楽しない？あ、でもるーたくんは……ごめんな？』

るーたくんの全身を舐めるように見てボケてみせた

「ちょっ、俺がダサいみたいに言わんといてや！！」

『ふはっ、ごめんごめん』

「なんやねんもう……ほんでどこの店行くん？」

『えーっとな、あっ！あそこの店入りたい！！』

適当に歩いていた途中で目に入った服屋さんを指差した

「ええよ、入るか」

『ありがとー』

そのまま俺とるーたくんは2人で俺が指差したお店に入り、2着くらい良い感じの洋服を見つけて購入した。

そんなこんなしていたらもうすっかり空がオレンジ色になってしまっていた。

『一緒に選んでくれてありがとうな』

「全然ええよ、映画付き合ってくれたし」

『この服大事にするな！！ほな俺こっちやから！またねー！！』

るーたくんと別れる道まで来て言った

「おう、またな！気をつけてな」

『うん、るーたくんもやで！！』

俺はそう言い、るーたくんに大きく手を振ってから家に帰った。