Love at first sight 3 (ページ14)

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顔を洗って歯を磨いて、一通り身だしなみを整えてから康二が寝ているベッドへと戻った。

康二はまだすやすやと眠っていて可愛い

時計を見てみると12時前で、結構寝てたんだな。ということが分かった。

そろそろ起こそうかな。寝顔を見るのも良いけど、起きてる康二と話したいし

『康二、起きて』

「ん、んん」

『もうお昼だよ』

俺が声を掛けると康二はうつらうつらとしながらスマホを探して時間を確認しようとしている。

「……めめおはよ」

スマホの時計を見ている間にまた眠りそうになってたけど、やっと起きることにしたらしい

『うん、おはよ』

「さむい……」

『服着な、風邪引くよ』

「めめ服取ってきて」

『はいはい』

康二に頼まれてベッドのすぐ側にあるクローゼットから適当に選んだ下着と、無地で黒のパジャマみたいなスウェットとスウェットパンツを取り出してベッドの布団の中で蹲っている康二に手渡した。

康二は布団から出たくないのか、モゾモゾと布団の中で服を着始めている。

モゾモゾしているのが面倒臭そうで、布団から出て着ればいいのに。とは思ったけど言わないで置こう

康二のことだからきっと裸なのが恥ずかしいんだろうな

何分かが経ち、やっと着替え終わったらしい。

『あ、こら。寝るなよ』

「んー、起こして」

着替え終えてまた目を閉じた康二のことを軽く叱ると、そんな答えが返ってきた。

『もう……おらっ、！！』

康二が「起こして」と言いながら空中に向かって伸ばしていた両腕を掴み、勢い付けて引っ張りあげた。

「うわっ、乱暴やな……」

不満そうにそう言ってきた為、俺は康二の髪をわしゃわしゃと乱暴に撫で回した

「やめてやぁ〜……」

撫で回すと康二はブンブンと首を左右に振って抵抗してきた。可愛い。

『ふは、お前ほんと可愛いな』

「お前って言わんで……」

康二が頬を膨らましてさっきよりも不満そうな顔をした

『康二』

目を見て言ってやると、直ぐに耳を真っ赤に染める。

『ほら、早く顔洗って来て』

「うん……」

康二がやっとベッドから降りてきて洗面所へと向かった。腰を抑えて痛そうにしてたけど大丈夫かな

康二が大丈夫なら、今日は久しぶりに2人でどこかに出掛けたいな。