Love at first sight 3 (ページ13)

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･目黒目線

目が覚めると目の前に康二がいる。康二とそういうことをするのは1ヶ月振りで、凄く幸福感を覚えた。

でも昨日康二のスマホにかかってきた電話で、なんというか……不安になってしまった。

別に康二のことを疑っているとかそういう訳じゃない。ただ俺の知らないところで俺の知らない人と康二が仲良くしているのがなんかちょっと嫌なだけ

出来ることなら康二と一緒に住みたいけど、俺は高校に通っているし退学しないと絶対無理。

退学なんて親が許してくれるはずないし、康二もきっと怒るだろう

俺が康二と同い年だったらきっと一緒に住めていたんだろうな、なんて思ってしまう。

ていうか、康二ってもう成人してるんだよね、俺未成年なのにしちゃったけど……まぁ、バレなきゃ大丈夫だよね？

康二が未成年の時もしたことあったし……

起きてから少しの間康二のことをじっと見ていると、突然もぞもぞと動き出して伸びをした。その後すぐにゆっくりと薄く目が開いた。

「んん……めめ？おはよぉ」

へらっと俺に笑いかける康二がとても愛おしく思える。

『おはよ、康二声枯れちゃってるね』

「ん？あ、あー。ほんまや」

昨日声出させ過ぎたかな、なんて呑気に思っていると、康二がまた目を閉じた。きっとまだ眠いんだろうな

今日は休みだし、もう少し寝かせても大丈夫だろうと思い、康二の頭を撫でた。

寝過ぎると時間が早く感じてしまうから、俺は二度寝はしなくていいかな、と思った。

できるだけ長い時間康二と過ごしたいし

とりあえず顔を洗おうと思ってベッドから降りて、ベッドの横の床に散らばっている自分の服を着てから洗面所へと向かった。