6 ページ7
*
あなたの好きなタイプは重々承知です。
私がした質問的にそりゃ自分に返ってくるとか考えればわかることなのに「タイプ…」と考え込む。まさか最近沼落ちしたジェシーくんから質問されるとは。
み「さっきの合コンでは清潔感があって優しくて楽しい人って言ってありきたりだなーって言われてたよね！そのありきたりができないんでしょって男性陣に思ってたから覚えてる！」
「そうなの！ありきたりって言われたから悩んじゃったんだけど、一番に言うのは楽しい人かな〜。」
大「見た目は？気にしないの？」
「そりゃ格好良い人はもちろん好きだけど、一番は性格。と言うよりフィーリングが大事かな。恋人に無理をしたくないし、させたくないからね！」
優「お若いのに大人〜！」
「ふふふ、ありがとう。ま、アラサーだけどね！」
「「「『え？』」」」
皆、20代前半だと思っていたらしい。
合コンで話さなかったっけ？って思ったけど、幹事が把握して対応してたから年齢はみちるちゃんともお互いに聞いていない。
優「勝手に新卒くらいの年齢だと思ってた！！！」
優太くんは人との接し方は若いけど、何となくで恐らく同い歳くらいだろうなって思っていたし、大樹さんは色気があって落ち着いてるから三十前半〜半ば。
みちるちゃんは優太くんより年下でジェシーと同じかひとつ上くらいだと思って私は話していたと伝える。
み「すごい〜！私、てっきり年下だと思ってタメ語で誘ったりしてた…！今更だけどごめんね。」
「ううん！寧ろ私は嬉しいよ！みんなが年齢関係無く仲良くしてるって聞いて魅力的に感じたし、私も普段仲の良い年下の子達とは敬語なしだから。もう少し、大人っぽくなりたいけどね…」
『Aちゃん、俺、年上のお姉さん好きだよ！』
優「はい、出ました、ジェシーの年上キラー！」
『優太ちゃん、やめてよ！俺が普段から年上狙ってるみたいな言い方するの！年上は好きだけど、俺は気になったその人をちゃんと見るよ！』
と手で双眼鏡を作って私に向けてきた。
ふざけて盛り上げてくれてるんだってことは分かるけど、私に向けられたその視線に目を逸らすことが出来なかった。
「Aちゃんは渡さない！」って突然みちるちゃんが抱きついてきてよろめいた瞬間、目を離せた。
もう、心臓が爆発しそう。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sac(プロフ) - なななさん» コメントうれしすぎます😭❤️うおお、更新がんばります！ (2023年2月2日 17時) (
レス) id: 3f24975c71 (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - ほんとに面白しキュンキュンします>_<♡ 次の更新楽しみに待ってます💞🎶 (2023年1月31日 0時) (レス) @page15 id: 80751a219e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sac | 作成日時：2023年1月17日 16時
