34-YG ページ34
出先から帰りながら、ボーッとイルミネーションを眺める
今日はAと帰りたかったな…なんて考えてると
クリスマス用の可愛いケーキに目がいった
『これ…下さい』
思わず買ってしまったケーキを持って、電車の中で考える
別に約束した訳じゃないし…
それでも改札を出るとAのマンションに歩く
『何号室だっけ…』
悩んだ挙句、電話してみるけど出ない
もしかしてジミンって奴と一緒にいんのかな？
って一瞬で不安が過ぎる
それでも諦められずに待つことにした
２時間位過ぎても帰ってこない、電話も出ない
『帰る…かな』
馬鹿らしくなって自分のマンションに帰ると
エントランスに座り込んでる女性に目がいった
こんな時間にこんな所で…具合悪いのかな？
『あの…大丈夫で…A！』
素通り出来ずに話しかけると同時に見えた顔に驚いてしまった
「あ…おか…えり…」
『何でここに…おまっ…どんだけここにいたんだよ！』
思わずコートに触れるとめちゃくちゃ冷たくて焦ってしまう
なのに
「え…っと、今何時？」
『11時だけど…』
Aは呑気に時間を聞いてきて
「そっか…4時間位経ったんだ…」
って平気な顔して言うから、話しながら血の気が引いていく
『とりあえず中入ろ！』
Aの手を握ると凍ってるみたいに冷たいのに
「ユンギくんの手も冷たいよ？」
『そんなのいいから！行くぞ』
自分の心配なんてせずに俺の事を心配するAに
焦りばかりが募っていた
『お湯ためるから！暖房もすぐ効くと思う！』
ソファーに座らせて、急いで浴室に向かいお湯をためる
『毛布…毛布！』
寝室から毛布を取ってAに掛けてあげると
「大丈夫だよ？」
俺を気にしてニコッと笑うから
『何が大丈夫なんだよ…何であんな寒い所に4時間もいたんだよ…』
我慢できなくなって抱きしめてしまった
「ごめん…携帯忘れて家出ちゃって、でも取りに帰ってる間にすれ違ったら嫌だな…って思って」
『出る前に電話しろよ…』
「ん…そうだね」
少し冷静になった途端、頭にアレルギーが過ぎって
『ご、ごめん…お風呂入って身体温めてこいよ』
前にAが着た俺の部屋着を渡して、浴室に連れて行った
『ちゃんと温めろよ？ゆっくり入っていいから』
「ごめんね、ありがとう」
素直にAはお風呂に入り
俺はコーヒーの準備をした
.
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はな(プロフ) - 未緒さん» 未緒さん、本当ですか？ほっこりしていただけましたか？あー、嬉しいです！ (2018年9月24日 16時) (
レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - BTS好きなユリです。さん» ユリさん、私なんかからの返事で喜んでもらえるならいくらでも返しますー！私もこうしてコメント下さるのが本当に嬉しくて♪♪あぁ、本当に私の話を気に入ってくれる人がいるんだなーって、励みにもなります。これからも是非、よろしくお願いします。 (2018年9月24日 16時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
未緒(プロフ) - 素晴らしく幸せで楽しいお話でした〜。ユンギのお話 また期待しています。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: a7a22d3f8f (このIDを非表示/違反報告)
BTS好きなユリです。 - はなさん» こちらこそコメントありがとうございます！是非読ませてもらいます！本当に返信が来ていて発狂しましたwありがとうございます！ (2018年8月22日 21時) (レス) id: b11a370236 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - BTS好きなユリです。さん» コメントありがとうございます。今でもこうして読んでくださる方がいてとても嬉しいです。ユンギさんの話もう1つあるのですが、よかったら読んでみて下さいね！ (2018年8月22日 21時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2017年11月3日 0時
