恋は匂へと -YG-【BTS】

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会食が終わると


JM『僕がAさん送ります』


JN『いや、彼女は僕が…』


店の前でソクジンさんとジミンさんがタクシーを停めて話している


部長『Aちゃん、ジミン君に送ってもらいなさい、僕とジンは会長と行くから』


「はい！会長、では失礼させていただきます」


頭を下げてジミンさんとタクシーに乗り込んだ


JM『美味しかったけど、疲れたでしょ？』


「うん、でもジミンさんいて良かった」


ジミンさんの人懐っこい雰囲気は前から私を安心させてくれる


JM『ヌナいつになったらジミンって呼ぶの？』


「癖だから仕方ないよ」


JM『そっかー、残念』


クスッと笑うジミンさんにつられて私も笑う


コーヒーでもどう？ってジミンさんが言うから駅で降りてお店に入った


ユンギくんと来たきりだな…


ふとそんな事を考える


JM『ヌナ、もう彼氏作る気になった？』


向かいあってコーヒー飲みながら一緒にパンケーキをつつく


「んー、面倒臭くて…自分が」


ユンギくんといる時と全然違う


弟といるみたいで和む


JM『今日思ったんだけど、ヌナ綺麗になったよね？だから彼氏出来たかと思った』


「私が？」


JM『なんならその彼氏ソクジンさんかと思った』


「ソクジンさんはモテモテだから」


JM『ヌナだってモテるくせに』


「別にモテなくてもいいし…」


そう答えながらユンギくんが浮かんだ…


ユンギくんが好きだって言ってくれたから…他はもういいか…って


ユンギくんが…言ってくれたから…言って…くれたから…


JM『ヌナ、今度さ…遊び行こう？』


「ん？」


JM『前みたいに遊び行こう？』


「そうだね！」


頭の中を振り切るように答えると、ジミンさんはニッコリ笑っていた





それから何回かジミンさんと会った


ご飯食べたり、買い物行ったり


楽しいけど、凄く楽だけど…その度に浮かぶユンギくん





JM『来週クリスマスだね』


「うん」


JM『ヌナ…一緒に過ごさない？』


「え？」


JM『ヌナと一緒にいたい』


ジミンさんに真っ直ぐ言われた言葉


嬉しかった…けど…もう嘘はつけないと思った


「ごめんね、ちゃんと向き合わなきゃいけない人いるんだ」


そう答えると


JM『だからヌナは綺麗になったんだね？やっと分かった？面倒臭いは卒業しなきゃ』


「ん…ありがとう」


JM『でも僕とは今まで通りね！ヌナと弟でしょ？』


ジミンさんに救われた


でも…今更向き合っても…遅いと思う





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