恋は匂へと -YG-【BTS】

20 ページ20

「ソクジンさんの取り巻き…見た目優しいけど年上ばっかだから…私地獄じゃないですか？」


HK『大丈夫だよ？ジンヒョンそこら辺抜かりないから』


ホソクさんはニッコリ笑ってチキンを頬張る


『ソクジンハラボジめ…』


ユイ「ユンギ！うだうだ言わない！あんたが誘拐するからでしょーが」


『だから！誘拐じゃねぇって！別々に寝たし！とりあえず俺が頑張る猶予もらっただけでどーもなってねーのに…』


オンニの策略に乗せられたユンギくんは昨日の事を話してしまい


ユイ「へぇー、ユンギ頑張るんだ？やっぱりAの事好きだったんだー」


この後オンニにずっとからかわれていた






『A、チキンは？』


「食べる」


そう言ってチキンを食べると


『手』


「ん？」


私の手を取りウェットティッシュで拭いてくれる


みんなで話してる時も髪を撫でたり


照れたり、いじけたり


本当昨日ここに来てからのユンギくんは別人みたいだ


ユイ「ユンギ…ホソクの上いってるかも」


からかっていたオンニも会社じゃない時のユンギくんにビックリしていて


HK『ね？ヌナ、ユンギヒョンなら幸せにしてくれるっての当たりでしょ？』


ホソクさんは満足そう


ユイ「でもユンギは釣った魚に餌やらないタイプかもしれないでしょ？」


オンニがホソクさんに問いかけると


『それさ、昨日コイツにも言ったけど…俺釣ろうって決めた魚には餌やりまくるし、釣り上げたらもっと餌やるタイプかも…まぁ、コイツ限定かもしんねぇけど』


ユンギくんがまともに答えて


私は一気に赤面してしまい


オンニはユンギくんを見てポカーンとしてしまっていた







ユイ「今日は地球外生命に出会った気分だった」


HK『Aちゃんどうする？送ろうか？』


みんなで片付けて、夕方になったから帰る２人に


「私も…帰ります」


私も御一緒することにした


HK『じゃ、ヒョン会社でね！』


ユイ「A連れて帰るからねー」


『分かったよ、月曜日な』


玄関先で挨拶をするオンニたち


「あの…お世話に…なりました」


『いや、俺が無理矢理連れてきたんだし…何かごめん』


「じゃあ…また」


『ん、ちゃんとホソクに送ってもらえよ？』


「うん」


私もぎこちない挨拶を交わして家に帰った


ユンギくんの部屋で過ごした時間は


これでもかって位甘いユンギくんと、何かあるとすぐ謝るユンギくんを


沢山見た時間だった



.

21→←19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す