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-A-
「おやすみ」と言って部屋に入った瞬間
「よりによって隣かぁ…」
と思いきり項垂れ、ソファーに荷物を放ってすぐさま電話した
滝『Aどうした？」
「ねぇ、どういう基準でここ選んだの？」
滝『どういう基準って、仕事しやすい距離で極力人と関わらずに済めばいいんだろ？』
確かに、それは間違いないけど
こんな確率でこんな事って…ある？
滝『で、それがどうかした訳？なんか不具合あったの？』
「お隣さんが…」
滝『お隣さんが？』
「目黒だった！」
買ってきていたお菓子をゴソゴソ出しながら言うと
滝『目黒？うちの目黒？お前ら縁があんだな…あの喫茶店で会うだけじゃなくて、まさかのお隣さんなんて』
「ねぇ…何感心してんの、滝さん」
滝『目黒の隣がAならこっちも安心じゃん？助かるわ』
「私の身は案じてくれない訳ね…」
滝『まぁ、何かの時は助けるからさ』
ブツっと切られた携帯画面を見ながら
また溜め息をついた
バッグから出したDVDから'道枝駿佑'と書かれたものをプレーヤーに入れて再生すると
パソコンと書類とノートを開いて仕事を始めた…でも…
「とりあえず…糖分とろ…」
頭が切り替わらなくて一時停止し、買ってきたお菓子に集中した
初めてジャニーのおじ様に会ったのは10年位前で
高校生になりたてだった私にジャニーズの仕事を勧めてきた
学校に行きながら休みの日にはオーディションやデビュー組の仕事を手伝って
裏方の仕事もしていたタッキーと仲良くなった
大学生になると関わる事がどんどん増えていって
まぁ、おかげで沢山貯金できたし…楽しくもあったけど
どうしてもやってみたい仕事があって
「ねぇおじ様、私就職したいの…いい？」
って…おじ様は『Aがやりたい事をやりなよ！でも…いつかは戻ってきて、Aがいてくれたら心強いから』
って笑って送り出してくれた
福岡に行って毎日充実した日々を過ごしていたある日
滝『A元気にしてる？』
たまにLINEする程度だったタッキーから電話があって
滝『今そっちでSHOCKあってんじゃん、一緒観に行こ』
ってわざわざ福岡に来て一緒に博多座に行った
出演していたJrには歴の長い子が多いから
ずっと付いてるオリキの子も多くて
'え？Aさんじゃない？'
なんて言葉を聞きながら裏口から入っていく
久々すぎる感覚に懐かしくなっていた
.
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はな(プロフ) - mammamさん» 嬉しいコメントありがとうございます。また調子のって書くと思うので、読んでもらえたら嬉しいです。本当にありがとうございます。 (2022年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
mammam(プロフ) - ずっと楽しみでワクワクしながら読んでいました！最後までめちゃくちゃ面白かったです！またぜひ書いていただきたいです！ (2022年2月22日 8時) (レス) @page50 id: 4e98562a4c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ありがとうございます！まさかELFに読んでもらえるとは…めちゃくちゃ嬉しいです。私は書きながら流れを考えるタイプなのですが…うん、こんなお隣さん欲しいです！是非お暇な時にギュとリョウクちゃんの読んで下さいm(_ _)m (2022年2月7日 23時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - たまたまお見かけして一気にはまりました！！実際かなり歳下ですけど、お隣さんのこんな素直でど直球なかわいい歳下くんたまりませんね！！ELFなので、ぎゅったんとりょうくちゃんのもお邪魔します！！(*^^*) (2022年2月7日 21時) (レス) @page31 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆかりんさん» ゆかりんさん、ありがとうございます。初コメとても嬉しいです♪最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年2月6日 11時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月22日 1時
