おねーさんと俺 -目黒-【SnowMan】

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「だって20歳位でしょ？ならスタバとか、あるでしょ？」


確かに…今の時代、映えだとかそんなのばっか気にして


人気のあるカフェなんて沢山あるから


若い子はそっちに行く…まぁ俺も若いけど


『ちょっと考え事してた時に見つけて、ここなら自分の時間作れるなって…おねーさんは？だっておねーさんも20代だよね？』


「私も…君と似たようなもんかな？でも来たらマスター優しいし、落ち着くし、こうやって帰るまで開けててくれるし」


『そう！マスターもここにくる常連さんたちも凄く好き』


2人で笑いながら話していると


"いいから早く食べなよ、冷めたらホットサンドの意味ないでしょ？"


ってマスターが笑いながら言ってきた


『いただきまーす』「いただきます」


それから黙々と平らげると、またおねーさんの携帯が鳴り


「マスターご馳走様！じゃあまたね！」


って帰って行ってしまった


"本当いつ休むんだろうね？あの子は…"


『おねーさん、そんな忙しいんですか？』


"高校生の頃から今みたいな感じだよ？学校行ってバイト行って…初めて来た時は、あの時の目黒くんと似たような顔してたかな"


当時マスターは店を始めたばっかだったらしく


若いのに疲れた顔して入ってきたおねーさんの為に


色々やってあげてたって話してくれた


"俺には可愛い妹みたいな？おかげで常連さんに愛されるお店になったし、あの子は僕の勝利の女神なんだよ"


『勝利の女神？』


"あの子と関わってから本当色んな事が変わったから、目黒くんも変わってくるんじゃない？"


マスターのそんな言葉を…俺は後に実感する事になる








照『なぁ、聞いた？Aが戻ってきたって噂』


YouTube撮影までの休憩時間にみんなでお弁当食べながら話していると


岩本くんが誰かの話を初めた


深澤『滝沢くんが呼び戻したって…マジかな？マジなら俺らについてくんないかなー』


向井『え？AってもしかしてAちゃんの事？戻ってきたん？』


翔太『この前滝沢くんが連れてたって噂になってんだよ』


阿部『本当なら、みんなでお願いしに行かなきゃじゃん？』


みんなが話すAという人を俺は知らない


けど、多分凄いスタッフなんだろう


仕事終わりに康二くんとご飯食べに行って


『さっき岩本くんたちが話してたAって誰？』


康二くんは知ってる感じだったから聞いてみると


向井『あー、Aちゃん？そうやんな、めめとラウは会った事ないかもやな』


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