19 ページ19
『え？何…か？』
深澤『お前さ、そういうのを運命って言うんだよー！』
テンション上がったふっかさんに背中を思いきり叩かれる
『ちょ！ケーキ！』
深澤『お前テンション上がらないの？え？これって運命じゃない？とかないの？』
『そりゃ、心臓バックバクでしたよ！』
深澤『だよなー、そうだよなー』
俺よりテンション高いふっかさんにバンバン叩かれながら、分岐点にたどり着く
深澤『ちゃんと祝ってやって、頑張るって言えよ？あ、Aは酒弱いからワインとか持っていくなよ？』
今日だけでもふっかさんに教えてもらった事は沢山だ
深澤『めめ！』
『なんですか？』
深澤『自分がどうしたいか！だからな、じゃあ明日』
『ありがとうございました！お疲れ様です！』
ふっかさんと別れて歩きながら
『確かに、おねーさんとふっかさんは同志だな』
おねーさんと似たような事を言うから笑ってしまった
滝沢くんから話があった時は正直かなり混乱していたけど
今は凄く充たされている
『ありがとうって言わなきゃな』
俺をSnowManの一員にしてくれてありがとうって
エレベーターに乗った途端に増す緊張は
少しの期待と大きな不安
そもそも帰ってきているのか？
玄関の前で携帯を見ると11時半
『良かった、間に合いそう』
恐る恐るチャイムを鳴らすと
ｶﾞﾁｬｯ
鍵が開く音がして固まってしまった
「え？どうしたの？」
出てきたおねーさんはお風呂あがりなのか緩めのTシャツにレギンス姿
すっぴん姿がいつものキレイめメイクと違って可愛くて
年上なのを忘れる位
『あの…ケーキ…一緒に食べない？』
「ケーキ？」
『うん、食べようよ』
「あ、うん…どうぞ、ちょっと散らかってるけど」
先にリビングに戻ったおねーさんはテーブルの上を片付けると
「コーヒーいれるね、待ってて」
パタパタとキッチンに行った
テーブルには俺が買ってきた苺ショートと、滝沢くんからのプレゼントが入った小さな紙袋
「あ、ショートケーキだ！ありがとう」
嬉しそうに笑ってくれただけで満足だった
『誕生日おめでとう！ってやっぱり言いたかったから、おねーさんと2人で祝いたかった』
「うん、ありがとう」
怒られるかな？って思ってたけど
誕生日だからか今日のおねーさんはすごく素直な反応を返してくれた
『ごめんね、ショートケーキだけで』
「嬉しいよ、十分だよ？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - mammamさん» 嬉しいコメントありがとうございます。また調子のって書くと思うので、読んでもらえたら嬉しいです。本当にありがとうございます。 (2022年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
mammam(プロフ) - ずっと楽しみでワクワクしながら読んでいました！最後までめちゃくちゃ面白かったです！またぜひ書いていただきたいです！ (2022年2月22日 8時) (レス) @page50 id: 4e98562a4c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ありがとうございます！まさかELFに読んでもらえるとは…めちゃくちゃ嬉しいです。私は書きながら流れを考えるタイプなのですが…うん、こんなお隣さん欲しいです！是非お暇な時にギュとリョウクちゃんの読んで下さいm(_ _)m (2022年2月7日 23時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - たまたまお見かけして一気にはまりました！！実際かなり歳下ですけど、お隣さんのこんな素直でど直球なかわいい歳下くんたまりませんね！！ELFなので、ぎゅったんとりょうくちゃんのもお邪魔します！！(*^^*) (2022年2月7日 21時) (レス) @page31 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆかりんさん» ゆかりんさん、ありがとうございます。初コメとても嬉しいです♪最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年2月6日 11時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな
| 作成日時：2022年1月22日 1時
