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誰かと間違って掛けてきたのか…


そもそも待ってるってどこで待ってるのかすら分からないし


間違いに違いない!そう考えながら家に着くと


「え?なんで…」


玄関の前にソクジン先輩が立っていた


『おかえり!あ、Aちゃんも買い物してきたんだ』


この状況さっぱり理解できない


「先輩なんでここに…」


『ん?彼女とご飯食べようと思って』


「彼女?」


『うん、早く入ろ!』


ペースについていけないまま、ロックを解除すると


『お邪魔しまーす』


何故か先輩は慣れたように中に入っていく


「いや、え?先輩、ちょっと…」


『ご飯、何作るつもりだった?』


「あ…ククスでいいかな…って」


『温かいのがいい!』


「はい…」


完全に主導権を握ってる先輩は、キッチンのカウンターに座ると私をずっと見てくる


「あの…」


『何?』


「なんで家知ってるんですか?」


もしかしてス…なんてバカげた事が頭を過ぎってしまう


『覚えてないの?飲み会の時、Aちゃんここまで送ったの俺だよ?』


「へ?」


『コンビニに突っ伏してたから、タクシー乗ってソファーまで連れてきた』


「そう…だったんですね…」


ロック解除の番号も知ってたけど、勝手に入って待ってるのはまずいでしょ?


って笑いながら話す先輩を見ながら


あの時聞こえた"嘘つき"は先輩が言った言葉だったんだと気付いた


「なんで…嘘つきなんですか?」


『え?だってAちゃん料理できるでしょ?送って来た時に台所見てすぐ分かったもん』


「あぁ…」


カウンター越しに話しながら出来たククスをテーブルに運ぶと


先輩は嬉しそうに食べだした


『美味しい!Aちゃんすっごい美味しい!』


「良かった…です」


良かったんだけど…先輩とご飯食べてるし…なんなら家に普通にいるし…


どうしたらいいんだろう


「あの、先輩…」


『あ、俺が買ってきたのも冷蔵庫入れといてね』


「あ、はい…」


スープまで綺麗に食べた先輩は、ビールを飲み出す


「先輩…その、彼女というのは…」


『昨日言ったでしょ?俺、Aちゃんの彼氏になるって』


戸惑ってる私に平然とした顔で言ってくる先輩


「それは、あの…ただあの場だけのものじゃ…」


『キスしたかったから言ったと思ってる?』


そう聞かれてコクンと頷くと


『それならあのまま抱いてたよ?とにかく!昨日からスタートしたんだから、Aちゃんは俺の彼女だからね!』





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設定タグ:防弾少年団 , ジン , BTS   
作品ジャンル:タレント
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はな(プロフ) - あやさん» キュンキュンこれからもしていただけるように…頑張ります!(笑)読んでくれる人がいるだけで頑張れますが、コメントいただけると力になります。ありがとうございます♪ (2020年5月5日 3時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - PalaceJさん» 私も流れに悩むと最初から読んでみたりするんですが、こんなにこの話を愛していただけて嬉しいです。意外と単純にその時の感覚で書いてるので、変にならないよう頑張りますね! (2020年5月5日 3時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - じあんさん» 読んでいただいてありがとうございます。本当自己満で更新もなかなかで申し訳ないですが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪ (2020年5月5日 3時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 続き気になります!!(興奮w)キュンキュンしながら読んでます!! (2020年5月4日 6時) (レス) id: d9a3315dec (このIDを非表示/違反報告)
PalaceJ(プロフ) - 更新ありがとうございます。お話を公開してくだってありがとうございます。。。(誰)本当に好きすぎて、更新のたびに一話から読んでます。ソクジン先輩イケメンすぎる…公開カップル笑いましたw 言葉のチョイスとか、毎度最高です。 (2020年5月2日 18時) (レス) id: dd454971fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年10月28日 23時

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