無きにしも非ず -JN-【BTS】

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職場のムードメーカーなホソクさんは


誰とでも仲良くできる人で、これまた人気がある人


ホソクさんに呼ばれて座ったテーブルにはソクジン先輩もいた


乾杯を済ませれば後は自由時間みたいなもので


私は終わるまでしっかり食べて飲む事に集中していた


HS『スジンちゃんは料理とかするの？』


ソクジン先輩にベッタリなスジンちゃんにホソクさんが話しかけると


SJ「あ、先輩酷いです！私毎日作ってるんですよー！」


『スジンちゃんは何が得意なの？』


周りの男性陣はスジンちゃんにみんな集中している


可愛いアイドルだから仕方ない


SJ「私はどちらかというとハンバーグとか洋食の方が得意なんです、女は料理できないと！ってオンマに言われるから」


HS『へぇー、意外！Aちゃんは？料理凄い上手そう！』


こんな時になんでそんな話振ってくるかな？チョンホソクさん！


なんて思いながら


「あー、私全然出来ないんで…コンビニにお世話になってます」


サラッと答えて焼酎を飲み干した


JY「いや、Aは…」


「私、仕事しか出来ない女です」


ジヨンが話し出すのに被せて言うと


SJ「先輩、ダメですよ？女の子だから料理くらいできないと！」


スジンちゃんにダメ出しされてしまう


「私はそういうの求められるタイプじゃないから大丈夫」


"確かにAちゃんは姐さんキャラだよね"


"焼酎似合いすぎだし"


周りは好き勝手言い出し、私も合わせて会話する


会社の飲み会はこれくらいが楽でちょうどいい


JY「A飲みすぎた？」


「かも…」


お店の外で二次会だと騒ぐ中、飲みすぎた私は行く気になれず


1人断って帰る事にした


JY「1人で大丈夫？帰れる？」


「うん、タクシー乗るから大丈夫」


ジヨンに手を振ってとぼとぼ歩き出す


とりあえず大通りに出たはいいけどなかなか来ないタクシー


コンビニの外に座っていると睡魔が襲ってきてしまった


「気分悪い…眠い…」


それから記憶があまりなくて、起きたら自分の部屋のソファーにいた


"ウソツキ…"


夢の中でかそんな事言われた気がしたけど


「んぁー、酔い醒ましスープ作ろ…」


思い出せないから背伸びしてキッチンに立った


ご飯食べて、掃除して、DVD見て


また何も無い1週間が始まる


会社に行くと部長とソクジン先輩が私に近付いてきた


部長『Aちゃん急で悪いんだけど、出張に同行してくれない？』


「出張ですか？」


これは週始めからついてない




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