足駄をはいて首ったけ【SVT】短編 (ページ10)

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DH『だから、さっきから眉間にシワ寄ってるって！』

ドンヘさんにおでこをツンと押されて咄嗟に眉間を隠すと

DH『お客さんいないし、話聞くよ？』

コーヒーを2つ準備してテーブルに連れて行かれた

DH『え？それってジフンくんと付き合うようになったって事だよね？なのになんでそんな難しい顔してんの？』

「いや…だって…」

『友達やめるなら彼氏になるだけだから、それ以外選択肢ねぇから！どんだけ一緒にいたと思ってんの？どんだけさきの事想ってきたと思ってんの？甘くみてんじゃねぇよ』

『あ？お前まだ分かんないの？お前は俺が好きなの！なのにもう俺に会いません関わりませんなんてできんの？』

DH『でも肝心な言葉はもらえてないって事？』

「まぁ…それもありますし…その後すぐ帰っちゃったから」

そう、メンバーから連絡きて慌てて帰っていったから

「それに、ちょっとジフンがSキャラでびっくりしちゃって」

DH『へぇー、ジフンくんそういうタイプなんだ！ドライだとは思ってたけど、好きな子には激甘になると思ってた』

コーヒーを飲みながら話を聞いてもらっているとお客さんが入ってきて

DH『AはAのままでいいと思うよ？そしたら上手くいくよ』

ドンヘさんは私の頭をポンポンして接客に戻っていった

次にジフンに会ったのは年が明けてから

DH『A、上がっていいよ』

「え？でもまだ早いですよ？」

DH『だってジフンくん風邪ひいたら大変じゃん？お店で待てばいいのにさ、やっぱり可愛いくないよね』

そう言われて外を見たら、ペディンを着たジフンが携帯いじって立っていた

「すみません、お先に失礼します」

DH『気をつけてね！』

お店を出るとジフンと目が合う

『終わったの？』

「うん」

『なんか…作ってくんない？』

「分かった、じゃあ帰ろ！」

そう言って歩きだすけど、やっぱりジフンは少し後ろを歩いてくる

別に今までと何も変わらない

家に着いてからも、今までと変わらずにソファーに寝転んで

料理が出来る頃にムクっと起きて

『いただきます』『うまっ！』『ご馳走様』

の3点セットで終わる

春が来ても夏が近付いても何も変わらなかった

「去年のクリスマスは何だったんだろう？って…ジフンからの意味不明なクリスマスプレゼントかなんかだったんですかね？」

MH『Aはさ、ジフンくんとどうなりたいの？』

「え？」

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