足駄をはいて首ったけ【SVT】短編 (ページ8)

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心にスっと落ちてきたミニョクオッパの言葉

MH『きっとジフンくんにもあると思うよ？心の狡さ…俺みたいにね』

クククッと笑うオッパをジーッと見ると

MH『こうやってAちゃんの話聞いてアドバイスしてあげながら、あわよくばモノにしてやろうって思ってるもん！』

「ミニョクオッパ、もう手の内明かしたからダメですね！」

MH『えー！これでオッパの魅力に気付かないなんてAちゃんガキじゃん』

「ガキでいいです」

私の醜さなんて、どうって事ないみたいに包みこんでくれた

MH『美味しかった？』

「はい！いつもありがとうございます」

車で送ってもらってお礼を言うと

MH『いつでもいいよ？Aちゃんが年上と付き合いたくなったら俺が彼氏になったげる』

そう言って頭を撫でられた

「ミニョクオッパは予約可能なんですか？」

MH『Aちゃんだけね、可愛い妹が彼女になるのも悪くないし？でも…』

ｶﾞﾁｬｯ

ミニョクオッパを見ていたらいきなり開いた自分側のドア

驚いて見るとジフンが立っていた

『降りて』

「え？」

『さっさと降りて！』

MH『俺の出番はないかな』

冷たいジフンの言葉と、柔らかいミニョクオッパの言葉に戸惑ってしまう

『Aに飯食わせてくれてありがとうございます…でも飯だけにしといてください！これから先もずっと』

MH『それはジフンくんとAちゃん次第じゃない？』

『なんなら飯誘うのもこれで最後にしてくれると助かります！…A、早く降りろよ』

「え？あ、うん」

ジフンが怖くて慌てて降りると

MH『Aちゃんまたね』

「本当にご馳走様でした」

ミニョクオッパはニッコリ笑って手を振りながら去って行った

『お前何愛想振り撒いてんだよ』

「いやだって、ご馳走してくれたし」

『寒いからさっさと入ろ』

腕を引かれて家に帰る

ジフンに手を握られるの初めてだ

「仕事は？」

『今日は終わった』

「そうなんだ…」

『いいから座れよ』

私の家なのに何故か全ての主導権がジフンにある

この状況が全く理解できないまま黙って座ると

『友達続けられないって何？』

ジフンの尋問タイムが幕を開けた

「だってジフンアイドルだし、女の私と仲良くしてるとそのうち勘違い…」

『んな事聞いてねぇよ！お前どこまで可愛くない訳？』

どこまで可愛くない？…とは？と考えていると

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