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意を決して通話ボタンをクリックすると
『こ、こんばんは！』
開口一番日本語で挨拶をした俺は
パソコンの画面に釘付けになった
『え？A？Aがなんで？』
「なんでスニョンが…」
画面に写っていたのは紛れもなくAで
Aも同じように俺に驚いていた
『A…A…A…え？もしかしてAって…』
「うん、この前スニョンが話してた…歌手？…です」
俺は…Aが芸能人だと気づかずに…Aの曲が好きだと話していたって事？
『あの…何かごめんなさい』
「いや、それは私も黙ってたし…でも、なんでスニョンが？私SEVENTEENのホシくんと話するはずなんだけど…」
俺の戸惑いよりAの戸惑いの方がどうやら大きいみたいで
画面の向こうで動揺しているのが分かる
『あの…俺がSEVENTEENのホシ…です』
「え？スニョンでしょ？」
『うん、本名がスニョンで…活動名はホシ』
「あ、そうなの？え？じゃあ私本人相手にSEVENTEENの歌褒めてたの？」
『うん、めちゃくちゃ嬉しかった』
「あーそうかー…何か…やっと納得いった気がする」
一気に気が抜けたらしいAはソファーに倒れ込んだ
『A？大丈夫？』
「うん、でもなんでスニョンとお茶したのが恋人とかになったのかな？って思ってたの…スニョンに迷惑かかったらどうしようって」
Aは俺と同じ事を心配していたらしく
「そりゃお互い芸能人ならそうなるよね…」
俺が芸能人で意味不明だった事がハッキリしたようだ
『A、彼氏いないの？』
「スニョンこそ、彼女いるんじゃないの？こんなの迷惑でしょ？」
そりゃ迷惑だ…本当の彼女じゃないのに彼女がいきなり出来るんだから
でも…
『Aは友達でしょ？』
そう…友達が彼女になるだけの話だと考えれば
全く知らない人とそんなフリをするよりはマシな気がした
「私、こんな風に記事出るの初めてで…だから事務所もいいイメージ与えたいみたいで…」
『それはこっちも一緒だよ…日本で遊び歩いてるって思われていいのか？って…』
「スニョン、どうしようか…」
全く知らない関係じゃないからか、お互いの事情もすんなり話せて
2人でどうするか悩みこんでしまった
『ねぇA、友達からスタートしようよ…俺らそんな頻繁に会える訳でもないし
付き合いだしたばっかりって事にしてもらって
俺らは俺らのペースでお互い知っていこうよ…ちゃんと友達になろ？』
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はな(プロフ) - mkinspritさん» コメントありがとうございます。読んでもらえるだけで私は嬉しいので、これから暇な時には読んでいってやって下さい。ホシくん初めてなので、上手く書けなかったら…許して下さいね！ (2021年1月3日 2時) (
レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - はじめまして^_^いつも楽しく読ませていただいています！はなさんのお話の展開力にグイグイ惹かれます！ホシくんのこのお話もこれからが楽しみ過ぎます。連載、はなさんが書きながら一番楽しみながら頑張ってくださいね^_^ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年1月3日 1時
