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WZ『そりゃそうだろ？仕事以外で会う時間結構ないんだぜ？』
そう言えば前に言ってたな…近いけど遠いって
『そうだよね』
WZ『連絡来たら会いに行ってこいよ』
『うん…そうする』
Aのマネージャーさんに連絡するとまだ収録中だと言われた
高橋「スニョンさん、先にホテルに行っててもいいですよ？」
そう提案してくれたけれど、さすがにそんな度胸はないから
『じゃあ今からテレビ局行きます！』
って言ってタクシーに乗り込んだ
テレビ局に着くと高橋さんがロビーまで来てくれて
一緒に控え室に向かう
『スタジオに居なくて大丈夫ですか？』
高橋「坂井が居るから大丈夫です」
『あー、坂井さんも来てるんですね」
控え室に入ると収録の様子が流れていて
Aがデビューした頃の話をしていた
「学校もホームルームだけ出て、ドラマとかバラエティーの収録して…振り付けの練習、レコーディング…
10代は睡眠時間3時間取れたらいい方でした」
同じ時にこんな話を聞けばきっと羨ましくて仕方なかっただろう
デビューを夢見る人間は、そんな忙しさにすら憧れるから…
でも今の俺は分かる
Aの10代はきっと地獄だっただろう
自分の時間なんて全くなくて
そんな生活でまともに恋愛できる訳がない
『Aは…本当に恋愛してこなかったんですね』
高橋「Aが話す通りです…誰かに憧れたりはあったけど、本当に仕事とファン優先だったから…
だから、私は嬉しかったんです」
『嬉しかった？』
高橋「嘘でも彼氏ができて、Aも少し変われるんじゃないか？って…
でもスニョンさんとの事を聞いて…私は運命だなって思いました
だからAはスニョンさんを好きになったんだなって…Aに恋愛させてくれてありがとうございます』
高橋さんはにっこり笑って頭を下げてきた
『俺こそありがとうございます』
そう返事を返していたら
MCの人が俺の名前を出してきた
「私の曲は恋愛のものが多いんですけど、実体験は全くなくて…いつもドラマの主人公に重ねたりして想像で歌詞を書いてたんです
自分の憧れみたいな所もあるんですけど…彼は何気に私の想像を現実にしてくれるから、魔法使いみたいです」
魔法使い？俺はAに何をしたっけ？
歌詞の内容まで詳しく見た事がなかった俺は
それが物凄く気になって、収録が終わるまでずっと
携帯でAの曲を検索していた
.
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はな(プロフ) - mkinspritさん» コメントありがとうございます。読んでもらえるだけで私は嬉しいので、これから暇な時には読んでいってやって下さい。ホシくん初めてなので、上手く書けなかったら…許して下さいね！ (2021年1月3日 2時) (
レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - はじめまして^_^いつも楽しく読ませていただいています！はなさんのお話の展開力にグイグイ惹かれます！ホシくんのこのお話もこれからが楽しみ過ぎます。連載、はなさんが書きながら一番楽しみながら頑張ってくださいね^_^ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年1月3日 1時
