14-you- ページ14
若い頃から大人に混ざって仕事して
恋愛すらまともにせずに
自分で仕事を選べるようになった頃には
何をやりたいかすら分からなくなっていた
そんな時に見た韓国のドラマから何となく勉強を始めた
出来たところで何の得もない事が
私には特別で、今抱えてるものから解放される大事な時間だった
あの時なんでスニョンに目がいったかなんて覚えてない
ただボーッと座ってる姿が妙に画になってて
引き寄せられるみたいに近付いた
私の顔を見ても特に反応なくて…それがよかったんだと思う
そして、何の得にもならない語学が役に立った
そんな小さな事が嬉しくて手を差し伸べたら
目を細めて嬉しそうに笑ってくれて
その顔がもう一度見たくて連絡先を教えた
今までそんな事絶対しなかったのに…
だけど、それが間違いだったと気付いたのは事務所からいきなり呼ばれた時だった
社長『お前の熱愛記事が出る』
「え？」
社長『相手は韓国のアイドルだ』
「いきなりなんで…これ…いや、この人は…」
目の前に出されたビラにはスニョンと一緒にいる自分が写っていて
一気に頭が真っ白になった
せっかく知り合ったのに…私のせいで迷惑がかかる
そもそもSEVENTEENのホシさんなんて会った事すらないのに
「その、相手の人は…」
社長『直接話したらどうだ？A、俺らは今まで言われた事をちゃんと守ってきたお前に感謝してる。悪いイメージを与えたくないんだ、だから…理解してくれないか？』
「話して…決めます」
パソコンの画面越しにぎこちなく聞こえた日本語に
思わず反応していた
画面越しに見えたスニョンの姿に…心臓が跳ねた
運命なんて言葉は恐れ多くて使えないけれど
縁があるんだ…だからスニョンと出会ったんだ
素直に思えたのはスニョンのおかげだ
スニョンとなら乗り越えられるかもしれない
そんな風に思わせてくれたのも相手がスニョンだったからだと思う
凄くマメに連絡をくれるスニョン
空き時間に彼らの動画を見て夢中になった
公式のものからファンが編集したものまで
見れば見る程SEVENTEENを好きになったし
スニョンの可愛さもカッコ良さも好きになった
誰かのファンになる感覚をスニョンに教えてもらって
改めて自分のファンに感謝できた
スニョンとの出会いは私に沢山の特別をもたらした
Aマネ「A、韓国行くって言ったの？」
「うん、会えたら…いいな」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 528人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - mkinspritさん» コメントありがとうございます。読んでもらえるだけで私は嬉しいので、これから暇な時には読んでいってやって下さい。ホシくん初めてなので、上手く書けなかったら…許して下さいね！ (2021年1月3日 2時) (
レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - はじめまして^_^いつも楽しく読ませていただいています！はなさんのお話の展開力にグイグイ惹かれます！ホシくんのこのお話もこれからが楽しみ過ぎます。連載、はなさんが書きながら一番楽しみながら頑張ってくださいね^_^ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな
| 作成日時：2021年1月3日 1時
