この恋曰く付き -HS-【SVT】

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マネ『お前車の中に携帯落としてたんだよ、でもよかったー！無事戻ってきて、とりあえず部屋戻って寝ろ！チャンが心配して待ってる』


マネージャーと話しながら部屋に戻ると


DN『ヒョン！よかったー！戻って来れたんだね！』


『いや、マジで終わったって思った…とりあえずシャワー浴びてくる』


シャワーを浴びながらAの事を思い出していた


本当にいい人だった…もしあの時Aに会えてなかったら


今頃警察に行ってたと思う


『本当、救いの神だったな…』


Aと出会えた運に感謝した


スッキリした身体で、チャンと話しながらAの番号とアドレスを登録して


無事に着いた事、明日帰るから来月また連絡する事を送ると


"ちゃんと着いて安心しました。気をつけて帰ってね"


って返事がきて、思わずニヤけてしまう


DN『本当に天使だったんだね』


『え？』


DN『今天使から返事きたんでしょ？ヒョンニヤけてるよ』


『確かに、天使だな…本当助かった』


翌日韓国に戻るといつもと変わらない日々が続いた


振り付けの練習の合間にジフンの作業室にいくと


日本語の曲が結構な音量で流れていて


瞬間的にいい曲だなって感じる


WZ『何？』


『凄いいい曲だなーって、ジフン好きなの？』


WZ『曲もいいし、何よりこの人の歌声がすっごい好き』


『なんか、日本のIUみたいな感じ』


WZ『でもダンス曲の時の踊りもすげーうまいの』


『そうなんだ』


ジフンが日本の歌手に興味持つのも珍しいけど


何よりその歌声が俺には凄く心地よくて


何か前に聞いた事あるような、落ち着く声だった


『後でその人の名前教えてよ』


WZ『うん』


『予定通り練習始めるからね』


WZ『分かった』


無意識に鼻歌を歌いながら練習室に戻る中


ふとAを思い出した


『何か買っていってあげよっかな？』


その場で来週日本に行くとメッセージを送り


時間がある時にお菓子とかインスタント食品を買い集めて


日本に行く前日荷物に詰め込んでいると


メンバーから突っ込まれたけど


『お金だけ返す訳にいかないだろ！』


って反論して、いつもより楽しく荷造りしている自分がいた







日本に着いてからメッセージを送ると


お互いの都合が合う日が1日しかなくて


その日の夜に会う約束をした


『ヒョン、電話するね』


マネ『分かった』


事情を知っているマネージャーは行く事を許してくれて


俺は言われた場所の近くでタクシーから降りた





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