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WZ『Aの変化に気付いてないとか言わないですよね?』
負けじと言い返してくるジフンは、後輩ではなく男の顔に変わっていた
WZ『とやかく言える立場じゃないのは分かってます…でも…あれはただの痣にしか見えません!』
『まさか…』
痣にしか見えないと言われ、それが何を意味しているのか…
分かってしまった僕は何も言えない
WZ『Aを笑顔に出来ないなら…会うのやめてください!傷付く為にAは踊ってきた訳じゃないので…すみません、失礼しました』
ジフンは話すだけ話すと、メンバーに頭を下げて楽屋から出ていき
楽屋の中は重い空気のままで
ジフンの言葉が頭に響き続けてる僕は、金縛りにでもあったみたいに動けないでいた
JK『ジミンヒョン、大丈夫ですか?気にする事ないですよ』
HK『でも…痣って何?』
慰めようとしてくれるメンバーが話し出したと同時に
YG『ジミン…お前の負けだわ、Aちゃんから手引くんだな…』
ユンギヒョンがいつも以上に低い声で僕に話してきた
『ヒョン…僕の味方じゃないの?』
YG『だから言ってんだよ!Aちゃんのアレ…お前なんだろ?』
確信をつかれて何も言えなくなる
YG『お前の負け、これ以上好きな女傷付けたら…お前も壊れるだけだよ』
ユンギヒョンの言葉にみんなが何か察知したらしく
それ以上僕に何も言わなかった
本番
先にパフォーマンスするセブチを見て、何でか負けてる気分になった
僕よりキラキラしてて僕より元気で…
歌い終わって裏に引っ込んできたメンバーは一目散にAの所に行って
Aは凄い笑顔でメンバーの頭を撫でていく
YG『あの笑顔、今のお前には無理だろ?』
隣にいたユンギヒョンに、心を見透かしたように言われて
僕は負けを認めるしかないんだと思ってしまった
そんな気持ちでパフォーマンスした僕は
今までにないくらいミスを連発してしまい
みんなとの会食も断って、ホテルの部屋に引きこもった
『どうしたんだっけ…何であんな事したんだっけ…』
1人になれば自分の行動すら理解できなくて
『痣なんかじゃないのに…僕はただAが好きなだけなのに…』
何も分からなくて…出てくるのは涙だけ
"Aごめんね、もう会うのやめよう…連絡も、これで最後だから"
ケジメをつけなきゃいけない気がして、頑張って打って送ったカトクに
返事がくる事はなかった
僕は自分で…自分を壊したんだ…
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はな(プロフ) - 。。。さん» ありがとうございます♪ゆっくりすぎてごめんなさい。 (2018年8月14日 12時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
。。。 - 更新待ってます!頑張ってください! (2018年6月30日 1時) (レス) id: e78905168a (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - コットンさん» コットンさん、コメントありがとうございます♪ほんわか温かいのがお似合いのジミンだからこそ…ちょっと違う感じにしようと思ったのですが…自分で言うのも何ですが、難しい! (2018年4月22日 23時) (レス) id: e2f11cdd70 (このIDを非表示/違反報告)
コットン(プロフ) - きゃー(照)ついに自分のものマークつけちゃいましたね!!続きが楽しみです! (2018年4月22日 4時) (レス) id: 8f67290b98 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - みかさん» みかさん、コメントありがとうございます。なかなか更新できないのですが…最後まで読んでいただけたら嬉しいです。ジミン、これからどうしましょうか? (2018年4月17日 7時) (レス) id: e2f11cdd70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はな | 作成日時:2018年3月26日 1時