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ア然としているとユンギさんも起き上がって私の手を握る
『なぁ…明日で契約終わりって知ってた？』
「あ、１年経つんですね…」
『でさ、俺今日誕生日』
そう言われてハッとする
ユンギさんの誕生日プレゼント…買ってなかった
『どうせ忘れてたんだろ？』
「いや、あの…忘れてた訳じゃないんですけど…ごめんなさい」
言い訳しても無駄だと思って謝ると
『じゃあさ、俺がこれから話す事に「はい」って答えてくれる？』
意地悪そうな顔して言ってくるから
「はいって言えばいいんですね？」
『そう、はいって言って？』
すんなり言うことを聞くことにした
「はい」
でもユンギさんは中々話さず私の顔を見続けている
５分位経っても何も言わないから
「どうしたんですか？」
だんだん何を言われるのか不安になってきた時
ユンギさんは大きく深呼吸をした
『A…俺たち………結婚しよ！』
「はい？」
思ってもない言葉に思わず聞き返すと
『ありがと』
と言って抱きしめられた
「いや…ありがとって私何も…」
『はいって言ったじゃねぇか』
「言いましたけど、それは聞き返しただけで…ていうかいきなりすぎて」
『それでもAは、はいって言った！最高の誕生日プレゼントもらった！』
戸惑う私に満足そうなユンギさん
「ユンギさん？あの…結婚って…」
『仕方ないだろ？印鑑押したのはAの責任なんだから』
ユンギさんに耳元で言われてもこの状況についていけない
『後戻りできないんだから行き着く先は結婚しかねぇもんな』
私の指輪を触りながら顔を見てきたユンギさん
「振り返るのも…無しですか？」
『無し！一本道だから進むしかないだろ？なら、Aとこのまま歩いていきたい…着いてきてくれるよな？』
ただただユンギさんを見ていた私は
少し震えているユンギさんの手を握った
「ユンギさんも…振り返るの無しですからね」
そう答えるとまた抱きしめられる
『Aが居てくれるなら…俺はどんな事でも頑張れるよ』
そんな風に言ってもらえる私は誰より幸せだ
自分で選んだ道だから…これからも前だけ見て歩いていく
ユンギさんが居てくれるなら
私もきっと…どんな事でも乗り越えていけると思うから
JN『無事婚約も決まった事だし！新しい契約書作らなきゃね！』
「え？」
『はぁ？ヒョン何言ってんの？』
私たちに契約書はつきもののようだ
END
終わり
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はな(プロフ) - KBさん» KB様、コメントありがとうございます。今でもこうして読んで下さる方がいて嬉しいです。私もこのお話のユンギさん大好きです。(いや、ユンギなら何でもいいんだろ？なんですが) (2021年9月27日 0時) (
レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
KB - とっても面白かったです！素敵なお話ありがとうございました。ユンギさんサイコー( ☆∀☆) (2021年9月26日 16時) (レス) @page50 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - そうだったんですね！いつか出来上がるのを楽しみにしています！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9c1023239d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 有香さん» コメントありがとうございます。今のところ考えてなくて…これの続編とかだと…結婚後とかですよね？短編でその後特集しようかな？と思った事はあるのですが、最近なかなか更新できないでいるので考え中です。 (2020年6月14日 22時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続編とかってありますか？ (2020年6月12日 13時) (レス) id: 2580593c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年1月15日 19時
